FF中津川で釣り 2023年12月19日

釣り
フィッシングフィールド中津川で釣りをする。4年ぶりの本格的釣り。

1、4年ぶりの釣り

 会社を退職して9ヶ月、色々と忙しく第一の趣味である”釣り”にはこれまで全く行けなかった。ようやく12月に入り、海と川両方に行こうと考えていたところに、息子夫婦のための運転手の大役が回って来て、あきらめていたが、息子が気を使ったのか今週はお役御免となり、予定が空いた。

「手っ取り早く釣りがしたい」と言うことで、

 4年前に良く通った、「フィッシングフィールド中津川」に行くことにした。ここは自然の川や湖では無く「管理釣り場」、言ってしまえば釣り堀だが、4年以上我慢した釣り欲を発散するにはちょうど良い。

ボクの定番釣り場、フィッシングフィールド中津川、4年ぶりに訪れたが、何も変わっていず嬉しかった。

2、FF中津川

 ここは家から車で40分くらい、釣り券は6時間で3,300円と格安
 釣り場は、見かけはポンドだが、そばを流れる中津川から取水していて、緩やかに流れている。水は薄濁り。魚はレインボートラウト中心で、平均魚体は小さく20~30cm。
 ボクがなぜここが好きか? ーー>ルアーへの反応は他の管理釣り場と同じで渋いが、フライには魚の活性がとても良く、「一投一反応」で全く飽きない。
 3時間券2,300円もあり、4年前はバイクで来て、早朝ここでちょっと釣りをして、その後そのまま富士山一周ツーリングに合流するなんてこともやった。フライでは良く釣れるので、3時間でも充分遊べるのだ。

アベレージサイズはこれくらいの25cm級と小さいし、魚体はやせていてあまり良いコンデションではないが、ボクはここが好きだ。

3、寒波が来た日

 2023年12月19日(火)
 天気予報通り、今朝は一気に冷え込み、3℃。朝5:20に出発し、途中コンビニで食事を買い、6:30にFF中津川に到着した。4年ぶりだがシステムは変わらず、以前のポイントカードも継続して使えた。まだ薄暗いが、10名ほどの釣り客が居た。曇りで風は無い。 

車の外気温は3℃を示した。日中も12℃くらい。ボクは手が冷たくなりやすいので、手袋を着用したが、細かい作業が多いフライフィッシングには不向きで苦労した。
6時間で3,300円、関東では安い方。3時間、6時間、1日と細かい料金設定が嬉しい。
まだ夜が明けきっていないが、釣り客はそこそこにいた。この噴水の近くがボクの定位置

4、大物が来た!

オッ~~~! なんと! ネットからはみ出るサイズの大物が来た。55cmのレインボートラウト。

 朝マズメが終わった頃の8時過ぎ、ニンフフライに交換して数投目、マーカーがゆっくり沈み無意識に合わせたら、ずっしりと重量感のある反応が!

「来た!」

 すぐに魚体が見えた。濃い虹色が鮮やかな、50cm以上のでっぷり太った、きれいなレインボーである。「マズい!」極細の0.5号ティペットを使用、この大きさだと切られる!

「ドックン!ドックン!」
心臓が高鳴るのがはっきりわかる。

ーーしかしーー
 思った以上に走らず、レインボー特有のスピード感はまったく無い。ジャンプもせず、なにやら太った鯉がイヤイヤをしている感じで、重量感だけがロッドに伝わってくる。
 少し落ち着きを取り戻し、それでも3番の細いロッドなので、、慎重にやりとりを繰り返し、ようやくランディングした。 

「でかい!」
 おそらくボクは日本では、初めてのサイズの大物である

 魚を胸の前に持ち上げて記念撮影したかったが、魚の元気が無いのが気になり早々にリリースした。

 それにしても、魚体はとってもきれいだが、全く引きが弱かったのは残念だった。病気なのか?この辺が管理釣り場の限界か?確かに、時折目の前を泳ぐこのサイズは、堂々たる体躯だが、何を考えているのかなと聞きたいくらい、ボーと泳いでいるしね。
 過去、ニュージーランドではこのサイズは何匹も釣ったが、それはそれは!猛烈な引きだった。2号のティペットに6番のロッドを使用した。自然の川と管理釣り場、比較してはいけないね。

ヒットフライはこれ。16番のニンフ。あの大きな魚が、こんな小さな虫たちを捕食しているんだね。
時折椅子に座って周囲を眺めながらゆったりを釣りをする、そんなつもりが、フライを投げれば必ずなにがしかの魚からの反応があり、とても楽しく休憩は無し。

5、見釣りは楽し

 ボクは管理釣り場では、浮くドライフライはほぼ使用しない。沈めるフライを多用する
 
 その中でも特に面白いのが「見釣り
 それはーー>
 5mほどの手前にフライを落とし、魚が沈んでいくフライを食うところを目視しながら合わせるやり方である。フライを見失っても、周囲の魚の動きでだいたい合わせのタイミングはわかる。落としたフライの近くで、魚が反転する銀色のきらめきでも合わせられることがある。
 何と言っても、魚の動きを直に見ながら、魚と直接勝負をするゲームのような緊張感がたまらない。魚がどのような捕食行動をとるのか、その辺もわかって大変興味深いこともある。
 ただ、岸のすぐ近くでやり、周囲の釣り師からはセコイ釣りのように見え、長時間はやれない。

ボクが多用するフライ、16番か14番のニンフタイプ。名前は何だろう、どちらからと言うとテンカラ釣りに使うようなオリジナル作。
今年北海道で使う予定だったオリジナルのストリーマーフライ。自分なりの力作でテストのつもりで使ったが、一投目で、ライン切れで無くした。悲惨
魚体がまあまあきれいなレインボー30cm、元気よく引いてくれました。

6、ルアーとフライの釣り比較

 12:30納竿である。あっという間の6時間が終わった。11時頃から太陽が出てきたけど、すぐ山の陰に入って、終日寒かった。
 今日の釣りは、前述のようにフライでは必ず魚からのなにがしかの反応ががあるので、時間を忘れて釣りを楽しめた
ーー 管理釣り場だけど、釣りは良いねぇ~。 ーー
 時間が惜しく昼メシ抜きにした。楽しみにしていた日清のカップヌードルの予定だったけどネ。
 海釣りも早めに取り組みたい。関東に引っ越してからはまだ行ったことが無い、まあ、とりあえず防波堤で良いけど。

 ところで、数多く釣っている我々フライマンを、ルアーマンはどういう心境で見ているんだろう?
 
 ちなみに釣り客は、ルアー9:フライ1の比率だろうか。釣れる比率となると逆になる。
 ルアー釣りに比べてフライ釣りの欠点は、①魚がかかった時に針を外すのが手間がかかることと ②ライントラブルが頻発し、その対応がとっても大変。それに、③フライは定期的に交換しなければならないし、交換には時間がかかる。特に老眼のボクには、細かい作業が多くかなりの手間。
 フライ釣りは、2割くらいは釣り以外のことをして、ルアー釣りに比べかなり効率は悪いとも言えるな。
 

今年一番の寒波来襲。完全防寒する。他の釣り客は全て黒っぽい服装なのに、ボクひとり派手な黄色でした。

〈 終わり 〉

メインメニューに戻る → メインメニューに戻る
カテゴリーの『旅』は → 旅へ
カテゴリーの『釣り』は → 釣りへ
カテゴリーの『山登り』は → 山登りへ
カテゴリーの『ランニング』は → ランニングへ
カテゴリーの『現役時代』は → 現役時代へ
カテゴリーの『生活/その他』は → 生活・その他へ
『お問い合わせ』は → お問い合わせへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました