カミさんとの秋の北海道くるま旅は、昨年まで2年続けて9月中旬だったが、今年は1ヶ月ずらし10月中旬に決行した。この旅は日本で一番早い紅葉を観るつもりが、猛暑の影響で9月ではまだ葉は青々としていたからである。ただ今回は逆に遅すぎたのか、もう
『寒くなっていた!』。
まあボクは、一か月前にバイクで北海道に来ているけど・・・

① 愛車シエンタで走行距離2,150km、10泊11日、新潟~小樽はフェリー、道東を中心に旅した。平均燃費24.4km/L
② 持論「北海道こそキャンプ」、今回キャンプは7泊、大自然に抱かれ快適だったが、朝は氷点下と寒く、熊の心配もあり、まるで修行のようだったが、その分忘れらない思い出となった。
③ 大雪山系の黒岳に登った。良い天気で頂上では素晴らしい眺望だったが、まさかの雪山登山となった。
④ 10月は旅行シーズンではないのか、他の旅人の会話が少なく、おしゃべり好きの夫婦としてはどても寂しかった。
⑤ 今回は知床へ行き、五胡散策と遊覧船と2日間予定していたが、宿泊地から遠いと現地で気づき中止した。ムツゴロウさんの牧場も考えていたが、これも来年以降に持ち越しとした。
◆今回のブログは、旅全体は2部に分け、また黒岳登山は別のブログに詳細を記載しています。
Day1 新潟フェリー
10月7日(火)
4:00起床、5:00自宅を出発した。あきる野IC~新潟西IC、9:40新潟フェリーターミナルに到着した。

1か月前のフェリー乗り場は、バイクが30台くらいだったが、今日は10台くらいと寂しい。


いつもはカプセルホテルのような一番安いクラスだが、シーズンオフで安いので、初めて海が見える個室にした。テレビも映るし、冷蔵庫、湯沸かしもあった。なんと快適なことか!
Day2 小樽~愛別
10月8日(水)
定刻に小樽に到着し、4:45下船した。気温は18℃、曇っている。まだ朝早いから今日は長い一日になる、とりあえず日本海側のR231 を北上、2日連続朝早かったので眠い、途中の増毛町で、カミさんが
「ここ増毛はアートネチャーの宣伝で城島君が・・」
こういうエピソードは面白く目が覚める。
13:00きのこの里あいべつキャンプ場に到着、ここに3泊予定だが、広い敷地にテント泊は我が家だけ、ちょっと寂しい。

我がテントは管理棟のすぐ横、清潔で暖房が効いたトイレ、シャワー、ランドリー、炊事場が近く便利。
管理人さんは、熊は問題ないだろう、代わりに鹿がいるとのこと。北海道で熊と遭遇する機会があるお仕事をされている方は、だいたい同じ反応で
『熊に関して、皆さんは騒ぎすぎです!』
と冷静、ただし熊についてしっかりとした知識と情報をお持ちである。熊については前回のバイク旅でボクもコメントを書いている。(→こちらのブログの一番下)

管理棟には電子レンジと湯沸かしが自由に使える。これだけでかなり文明的なキャンプ生活となった。

最近は常識になっているらしいが、テントで電源が使える。初めての体験なので携帯の充電くらいしか使わなかったけど、電気毛布や電気ストーブ、テレビなど持ち込めばよかったのかな?
Day3 黒岳登山
10月9日(木)
今日は天気が良さそうなので、大雪山系の黒岳登山を決断した。この登山詳細についてはブログ(→こちら)を参照ください。

黒岳を望む、なんと雪が積もりかなり険しい、山容はマッターホルンに似ている(写真でしか知らないけど)

無事登頂しました。登山詳細についてはブログ(→こちら)を参照ください。
Day4 旭山動物園
10月10日(金)

昨日は登山を頑張ったので、今日はカミさんのご希望通り旭山動物園へ、2年前も訪れているけどね。

見上げれば愛くるしい顔のレッサーパンダがすぐそこでゴソゴソやっていた。触れそうな距離、行動展示これが旭山やね。

飼育員さんはペンギン1匹ずつ顔の区別がつくらしい、誰がどれだけ食べたかを毎回記録、合わせて健康状態のチェック、さらに同時にマイクで我々に解説されている。素晴らしい!

ホッキョクグマの水中ダイビングは野生動物の迫力と生態を間近で見られ、見ごたえ十分、これだけで入場料1,000円以上の価値あり、関東なら入場料5,000円でも長蛇の列と思う。

ホッキョクグマのドボンの時の解説で印象深かったのが、
➡ホッキョクグマは氷が張らなければ餌とするアザラシが取れない、したがって氷がない夏の数か月間は絶食している。
動物園は、動物たちをただかわいいとかきれいとかで見せるだけでない。これらの動物は絶滅危機に瀕していることを知ってほしい。原因は我々人間、我々が当たり前と思っている便利で快適な生活は、動物たちの生活を奪った上に成り立っている。一例として地球温暖化、このため氷が張らなければ、ホッキョクグマは食べ物が取れず死ぬ。
動物園はただ動物を見せるだけではなく、彼らの存在を感じ、認め、興味を持ち、我々人間が見つめなおすためにもある・・・。大いに賛同したい。

我が家のカミさんは、このアザラシのもぐもぐタイムが一番面白かったとのこと。飼育員さんが餌をやりながら、口の中や手など健康チェックはもちろん、歯磨きしているのがかわいかった。

僕はこっちがかわいい。いつ現れるかドキドキで待ち、いきなりスーッと現れる仕草と顔、何とも言えない!。

昼食のラーメンの海苔に印刷が・・

北海道の夜は早い、キャンプなので明るいうちに寝支度など済ませておきたい、早いけど14時には旭山を後にした。ここは何回来てもよいところだね。
Day5 愛別→弟子屈へ移動
10月11日(土)
愛別キャンプ場を撤収する。結局3泊の間、他のキャンパーは全く居ず寂しかったが、今日から3連休はほぼ満員と聞きちょっとビックリ、バイカーが使うキャンプ場には、平日でも他の旅人が居るが、ここのようなファミリー向けキャンプ場は、休みしか利用者がいないんやね。

今朝は一段と冷え込んだ、10月上旬なのに氷点下まで下がったはず。
就寝時の防寒対策は
➡とにかく着込むしか手段がない。アンダーウエアーは3~5枚重ね、ダウンも3枚重ね、雨具も着る、冬用寝袋に夏用を2枚重ね、エアーマット、これで何とか極寒のテント泊を乗り切った。
出発前に石油ストーブ持参も考えたが、テント生地の耐熱性、就寝時の換気の方法など迷いがあった。最悪凍死しそうなら車に避難すれば良いだろう。

今回夕食メニューで何度も登場した、ラム肉、脂身が少なくいくらでも食える。


弟子屈へ移動し、RECAMP摩周キャンプ場へテントを張った。今夜から4泊の予定、芝生の広場を中心に放射状にテントサイトが並ぶ。3連休の初日で他のキャンパーも多いが、隣との距離があり話しかける雰囲気ではない。
今だから言うけど・・・、
ここの我がテントの裏は、熊出没の可能性を否定できない木立と茂みと、僕は見た。もちろんカミさんには言わないし素振りも出さなかったが、熊スプレーを絶えずそばに置き、頭の中でスプレー発射の模擬訓練は絶やさなかった。キャンプ場が開場しているのは熊の心配がないからとはわかっているが、熊対策は積極的予防が肝心。
Day6 釧路湿原
10月12日(日)
今日は知床方面へ行くつもりで車のナビを入力、そこで片道2時間もかかるとわかり中止した。北海道の夜は早いので15:00にはキャンプに戻りたいから。これはボクの計画ミスと事前情報不足だが、まあ旅の前にビッチリ計画して、その計画通りに淡々と消化する旅よりも、こんな行き当たりばったりの旅も面白い。
で、釧路湿原に行くことにした。

釧路市内で海鮮料理を楽しむつもりが、休日で長蛇の列だったので、地元の回転寿司に、うまかったよ。

細岡展望台に着く頃には、晴れてちょうど釧路湿原が美しく光っていた。

蛇行して流れる釧路川がアクセントになって湿原が絵になる。いつかはこの川をカヌーで下ってみたい。

近くの釧路湿原駅へ歩いて行ったら、ちょうど1両編成のかわいい列車が来た。

人気のない駅周辺には野生のにおいがプンプンしていた。ちょっと歩いただけで野鳥をいっぱい発見。アカゲラ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、写真はカケスでしょ?

逆光だが、これはコゲラでしょ? 写真のテクニックが無い僕が撮れた鳥さんはこれだけ。

別の場所だが、タンチョウは何度も出会った。大きく美しい鳥ですね。

これは、テント内で日記を書いている様子。健忘症なので、すぐ記録しておかないと。

5℃、着られる衣類は全部着込む!明日の朝を無事に迎えられるか?と毎晩不安な思いで寝ます。

朝食の定番メニューの納豆ご飯、在宅時と同じなので、旅行している気分が出ない。

今回、寝室入り口に”すのこ”を敷いてみた。これだけで土や葉の侵入をかなり防止、これは正解!

カミさんはスマートでオシャレなキャンプにしたく、出発前にアウトドアショップを巡ったが、結局何も新規購入せず。今持っている道具類でも、きちんと整理整頓すればスマートにはなるようだ。






<北海道くるま旅 2025 1/2編 終わり>
北海道くるま旅 2025 2/2編は、こちら
大雪山の黒岳登山 2025年10月は、こちら
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臨時メキシコ会その2
北海道バイク旅2025夏 1/3
北海道バイク旅2025夏 2/3
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⓪ 石巻くるま旅 2025
① 脊柱管狭窄症のその後 2025
② 臨時メキシコ会 2025
③ 夏、家族と 2025
④ ロードスター車に乗る 2025夏
⑤ 江ノ島で釣り② 2025年7月
⑥ 夏、自宅にて 2025
⑦ スーツを処分した 2025年7月
⑧ 娘が婚約 2025年7月
⑨ 江ノ島で釣り 2025年7月
⑩ 脊柱管狭窄症になった 2025年
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