自身のブログで、
『ボクに大型二輪免許は要るの?』
と心の揺らぎをあちこちに書いているが、2024年8月、ついに教習所に通い取得を目指すことにした。
いきさつ
ボクのバイク免許は ”普通二輪(上限400cc)” で、現在ホンダの400Xというバイクを所有している。”旅バイク” として使用して、スタイルは最高にカッコ良いし、走りは充分すぎるし、荷物は一杯積めしかも燃費は良い、何一つ不満は無い。購入して1年3ヶ月で、1万8千キロも走行した、ボクの相棒である。
ところで北海道に行けば、
同世代のジジイライダーがワンサカ居て、ほぼ大型バイクに乗っているが、ボクは中型バイク。ランク的には格下とみなされるが、別に対抗心も沸かないしオレのこの独自路線に揺るぎはない。が一方、現在ボクは62歳で、好きなバイクを降りる日を考えるようになってきた。これだけバイク好きなんだから、
生涯に一度は大型バイクには乗らないと
とも思える。しかも、大型バイクに必要な体力や瞬発力は日に日に衰え、そう長くは乗れないので急がないと。数ヶ月間の熟慮の末、大型二輪取得を決断した!
ではどうやって取得するか?試験場で一発受験が費用が安いが、神経がすり減りそうで、12時限の技能教習で取れる教習所へ通うことにした。7,8月は時間がたっぷりあるが、9月に入ればアクティビティーを再開するので、決めたからにはさっさと取得したい。免許合宿なら一週間で終わるが、なぜか年齢制限があり62才は不可?。近くの自動車学校に問い合わせしたら、二輪は夏休みの混雑は関係ないとのことで、入校手続きに行ってみた。
入校と適性検査
2024年8月6日(火)
猛暑の中自転車で自動車学校へ、大型二輪には4つのコースが有り、入校時に卒業までの一括予約が出来るコース(費用は一番高い)でお願いしたかったが、それは不可で二番目に早いコース(段階で一括予約可能)で入校した。160,600円
これで何回通うのか?
1回目 適性試験
2~4回目 技能教習(1段階)全5時間
5~8回目 技能教習(2段階)全7時間
9回目 卒業試験
う~ん、9回も通うのか、長いね!。教習の予約はある程度まとめて一括可能だが、それでも4回に分かれる。『全体でどれくらいの期間かかるのですか?』には答えてもらえなかった。まあ仕方ない、決めたことだし腹をくくろう。
8月7日(水) 18時 適性試験
若い教習生20名と適性試験を受ける。どの項目もスピードを要するモノで、62才のボクにはかなりの負担である。久々に神経を研ぎ澄ませるが、隣の若いお兄ちゃんは、ボクよりかなり速いのがペンの音でわかり大いに焦った。3桁の引き算計算もあり、技術系で名を馳せたボクは楽勝と思いきや、何度もつまずき、頭脳の退化を大いに思い知らされた。
第1段階 技能講習 1,2時限
8月13日(火) 18時から
いよいよ技能講習、颯爽と自慢の400Xで乗り付けるつもりが、約40日間エンジンをかけていなかったせいか、セルが弱々しく廻ってエンジンがかからない。バッテリーがこの猛暑で熱中症のようだ。あわてて自転車で行く。
今日一緒に受けるのはニンジャ400に乗るSさん(28才)。一応ボクはここの卒業生で(小型二輪から普通二輪)、先生から教習の手順とかは『覚えているよね?』と言われたが、5年前で忘れています!と返答した。
まずは教習車NC750の説明の後、メインスタンド立て、バイク起こしと引き回しをして、いよいよ乗車。パイロン、一本橋、クランクなど初回からどんどん走った。さすが750CC加速感はすごいが、取り回しは今の400Xと変わらない。コレなら楽勝だな、と思ったが・・。先生が言うには、
貴方の乗り方は我流すぎる!
らしく、細かいところをいくつも指摘を受け少なからずショック。
その我流とは→前ブレーキは全ての指で、停車中は前後ブレーキ、スタンドを払ってから乗降する、左足はギヤの上、などなど・・・。この試験場独特の乗り方は、16歳の時の小型二輪免許取得時に覚え、すでに45年経過とうに忘れている。今日一緒のSさんは、1年前に普通二輪を取っているからまだそれが身についている。
また恐れていた一本橋がどうもウマく出来ない。5年前も同じだった。まあ今日は初日で緊張しているからと思いたいが、年齢的にバランス感覚がかなり悪化している自覚もある。
あっという間の2時限、夕方なのに汗びっしょりとなった。終わって、次回3~5時限の予約をしたが、2日後とすぐだった。この調子なら速く終わるのかな?
第1段階 技能講習 3,4時限
8月15日(木) 18時から
前日不調だったボクのバイクは、昨日車からブースーターケーブルでエンジンをかけ、そのまま20kmくらい走ったので、今日は機嫌良く一発でエンジンがかかった。
技能講習3時限目、一緒に受けるのは若いUさん。今日の先生はフレンドリーな感じ、前回は厳しいというか細かい指示や指摘が多かったな。はじめに一本橋やクランクを長めにやって、その後は急制動だった。これはボクはあんまり問題無いが、ついブレーキと共にギヤダウンしてしまうクセが何回も出てしまった。
あと、乗車時上半身が反っている、とも指摘受けた、そうなのよ!これは自分の乗車姿勢をビデオとかみてて自覚が有る、やっぱりか!
技能講習4時限目は、ビッグスクーター乗り、これで一本橋を何回もやらされ、緊張感を保つのが大変だった。成功率は50%くらい、やっぱり焦る!。
卒検のコースを先生が走ってくれることに。これを後ろからビデオで撮れば、復習やコース覚えに最適、後から先生にそういうビデオは無いのか?と聞いたら、それは良いアイデアですね と言われた。
今日は、かわいらしい若い女性がひとりで普通2輪の講習を受けていた。担当になった先生はさぞ楽しかろうネ。
3人で少しバイク談義し、先生はヤマハMT-07を所有とのこと。Uさんは、大型二輪免許取得後はカワサキH2に乗りたいとのこと。でもあとでこそっと、もう納車済みと教えてくれた。ボクも次のバイクを注文するかな~~。
第1段階 技能講習 5時限
前日、台風7号接近だったので、家で二輪講習のYoutubeを激見した。苦手な一本橋をうまく渡るコツは、だれも同じことを言っているしボクも実践しているつもり。が、全く違うテーマのところで、あっと気がついた、上体が反っているのが原因じゃないかと。ヨシ、明日は猫背でやってみよう!
8月17日(土) 12時から
台風一過でかなり暑い。今日は第一段階の見極め、先生の後に続いてどんどん走り回った感じだった。問題の一本橋、猫背にしたら何ら問題無く3本とも余裕でクリアーした!おーコツは掴んだぞ!あとは、ニーグリップでは無く、くるぶしグリップも良い感じだった。
今日一緒に受けたのは、ハーレーに乗りたいとおっしゃる女性のSさんだった。日本では女性に軽々しく話しかけたらダメなのよね、よってこれ以上は話しかけなかった。
次の第2段階の7時間分はまとめて予約でき、いよいよ卒業検定が見えてきた。帰る時、ちょうど大型二輪の卒検だった。見ていると他人事ながら自分もキンチョーしてきた。このキンチョーさえしなければ問題ないはずだけど、なんかキンチョーを取る薬とか無いかなぁ~~。
帰り道にバイク屋さんに寄って、スズキVストローム650の見積をお願いした。即納とのこと。さてどうするか。
<大型二輪免許の取得記(その1)は、終わり>
続きの 大型二輪免許の取得記(その2)は、こちら→
メインメニューに戻る → メインメニューに戻る
カテゴリーの『旅』は → 旅へ
カテゴリーの『釣り』は → 釣りへ
カテゴリーの『山登り』は → 山登りへ
カテゴリーの『ランニング』は → ランニングへ
カテゴリーの『現役時代』は → 現役時代へ
カテゴリーの『生活/その他』は → 生活・その他へ
『お問い合わせ』は → お問い合わせへ
コメント