2303 伊勢志摩と、名古屋親戚訪問

伊勢志摩の旅

退職と帰国の挨拶に名古屋の親戚をご訪問、合わせて伊勢神宮と志摩の観光、3日間のくるま旅

何はともあれ、退職後の旅の始まり、まずは「お伊勢さん参り」

2023年4月10日(月)高速道の深夜割り利用のため、シャワーまで済ませて、20:20自宅を出発する。前回の九州行きを経験したせいか気分はのんびり。21:55 駿河湾沼津SAで一回目の休憩(121km)、23:25 浜松SA(235km)前回と同じSAとなったが、ここで車中泊する。

車中泊する。充分とは言えないが、特に窮屈では無いちょうど良い空間である。宿泊費の節約。

トラックの駐車場が満杯で乗用車のところにも結構停まっている。5:00頃寒さが我慢できず、エンジンをかける。6:30起床、冬用で暖かい寝袋のカミさんは熟睡したらしい、こっちは夏用の無名メーカーの安い寝袋だから仕方ないか。寒さ以外は、車中泊は快適だな。でも暑い夏はどうなるのかな?

9:18亀山PA(366km)休憩後、10:40志摩市観光農園(466km)に到着。事前情報が全く無かったが、狙い通りネモフィラがちょうど満開だった。まあ、個人的には人工的な栽培や作られた花畑って、あまり興味ないが、お花の絨毯を目にすればきれいなもンですね~~。お隣の道の駅で、売り子のおばさんの関西弁がとっても新鮮に聞こえたせいか、海鮮乾き物を思わず買ってしまう。

志摩市観光農園、ちょうどネモフィラが満開だった。
こっちは、芝桜かな?

横山展望台へ、ちょっとだけ歩いて登って行くと、絶景の英虞湾が開けてきた。黄砂のせいか少し霞がかかった感じだが、日頃見ないリアス式の入り組んだ湾と海は純粋に美しい。湾というより、湖と島がいくつにも重なっているよう。

素晴らしい景観、写真にはなかなかこの素晴らしさが写しきれないね、残念。

ネットで調べた賢島の食堂は満員だったので、道の駅で教えてもらった志摩の杜へ、ちょっと奮発して刺身定食と、カミさんは、「てこね寿司定食」にする。地元産で、手作り感があって値段以外は好感触な食事でした。ここでも関西弁の歯切れ良いセールストークに乗ってしまって、お土産2個購入、でも値下げ(1,400⇒1,000円)してくれた。

全て地元産の天然モノの刺身定食。見かけはイマイチですが味は良いよ。

岬の突端を見たく大王埼灯台へ、平日のせいか、お土産屋などが閑散としたなかを通って、海に出た。ウオー!太平洋か、ではなく熊野灘と遠州灘ですね。天気は良いが風が強いこともあって、地の果て感が出て良い。人が居ないのも良い。地元の大工さんにカミさんが話しかけ、断崖は年々浸食されている現実を聞く。灯台見物の300円をケチって中には入らず。

迫力の大王崎灯台、風が強い。

御座の方までドライブしてタイムアップ、今日の宿の鈴鹿へ向かう。短いが、今回の志摩方面の探索は1日でお終い。鈴鹿市で給油、おばちゃんが伊勢志摩観光のため(70km離れた)鈴鹿に宿泊するヒトは居ないね!と笑われる。鈴鹿サーキット近くのビジネスホテルにチェックイン。部屋は狭いが、大浴場があって快適でした。夜中に、狭いベットのせいか、カミさんの背中の筋肉痛事件があった。

2023年4月12日(水) 今日は伊勢神宮参拝。高速道路代をケチって下道を使う。9:30外宮到着

古代のたたずまいのままなのか、歴史を感じる森の中を静かに歩く。

「一生に一度はお伊勢参り」と歌われた”日本人の心のふるさと”である「伊勢神宮」ですからね。退職後の活動のまず初めは、ここで参拝でしょう。これから始まる第2の人生が心豊かになるよう祈りながら、今日一日は厳かに過ごしましょう。

外宮の参拝ルートは、表参道火除橋を渡り、手水舎で手と口を清め、豊受大御神が祀られている御正宮を先に参拝し、 その後、風宮、多賀宮、土宮、と巡った。さすがに中は、空気が澄み渡った感覚と厳粛な雰囲気がすがすがしい。

ほぼ装飾の無い木肌むき出しの宮や社の建築様式は、シンプルさと質素感が素晴らしい。これぞ日本人の心の鏡。こういう歴史的建築物を見ると、昔、某国の社員を日本のある神社に連れて見せたら、腐った貧しい建築と表現したことは忘れがたい。彼らの国の美とは、金色と赤色、華美な装飾を指すのですね。

彩色がまったく無い。機能美、伝統美、これぞ日本風の芸術美、と思う。

内宮へ、土産物屋が並ぶおはらい町通りを歩く。先に昼食、伊勢うどんと、またてこね寿司など。九州人にとってうどんは、最後に出汁の効いたスープを飲んで終わりなので、どうもこのつけうどん風は最後のシメが無くモノ足らないかな。

汁無しうどん、九州人のボクはちょっと物足りなさがあるか。

内宮の参拝ルートは、宇治橋からスタートし、神様のお庭「神苑」のそばを通り、五十鈴川の御手洗場で手をお清め、天照大御神が祀られている御正宮に参拝し、ほかの別宮などを巡った。

季節は春、木々は青々と言うより、ボクが好きな黄緑色が映え美しい、ただ残念なことに今日は曇り、これに青空が加わればさらに美しくすがすがしいのだろうと思う。五十鈴川の清流、水質はそれほどまで澄み切っていないと、自称釣り師として水にはうるさい辛口の批評をしましょうか。ここはもう下流だから仕方ないですけどね。

五十鈴川の清流、ハヤが泳いでいるのが間近にみられる。

写真撮影禁止の正宮では、厳かにお参りしようと思っていたら、若者の観光集団が騒がしい、ガイドさんまでも場違いな大きな声をだして、雰囲気と空気感が丸つぶれです。

内宮 正宮 写真撮影禁止

20年に一度の式年遷宮、それぞれの社の横にその建築場所が用意されている。125ある宮社全てを20年に一度造り替えるのかは知らないが、大変大がかりなお祭りだと想像する。ただ、宮社の構造や造りは簡素シンプルなので、それほど大規模で手間がかかる工事ではなさそう、とつい建築屋の心で観察してしまった。

遷宮の場所が隣に確保されている。20年に一度入れ替わるわけだな。

次の遷宮は2033年、ボクは72才か、あと10年、是非造り替えたあともお参りしたいが、当然何年も前から様々な準備や祭事があるんでしょうね。もっと詳しく調べて、事前の工事や祭事も見学したい。今回、式年遷宮記念館の見学を飛ばしてしまったのは、大きな失敗だった。早い機会に再度訪問だな。

帰りにウワサの醤油ソフトクリームを食す。

近くの、猿田彦神社を参拝。

芸能の神様らしい。有名人のサインが数多くあった。

その後、車で2時間いどうして椿大神社を参拝。かなり田舎道を通ってきたが風格ある神社である。夕方のせいもあったか、とても落ち着いた雰囲気で、ゆったり過ごせた。

椿大神社の「かなえ滝」、最強のパワースポットらしい。

夜中、久々に目がさえて読みかけの「米内光政」の本を読む。たまたま読んだくだりの、身の処し方、生き様に妙に共感した鈴鹿の夜だった。

2023年4月13日(木) 鈴鹿から名古屋市内へ移動し、10年ぶりに叔父宅を訪問。詳細は割愛。ひつまぶしをご馳走になった。

本場のひつまぶし。賛否があるようだが個人的には好みである。

16:00 予定では刈谷PAの一般道側で時間をつぶし、高速道の深夜割りの時間に都内に戻るつもりだったが、カミさんも同じく割引の魅力より早く自宅に戻りたくなって、17:00出発した。九州往復を経験すれば、帰路の300km+3時間半のドライブは、もはやちょっと遠出の域か。

21:10無事帰宅。今回は叔父宅を訪問し、長期海外生活で家の行事欠礼のお詫びと退職報告が目的だったが、久々に会ってすっきりした。やはり親戚って良いですね。伊勢志摩の旅は、事前勉強不足と現地時間の少なさは反省点で、今後の旅に生かそうと思う。

データ、4月11日総走行距離407km、4月12日152km、4月13日395km。車表示の燃費が、22.8km/L から 23.3Km/L に伸びた。

高速道路より、一般道の方が燃費が伸びる傾向のようだ。

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