湘南国際マラソン2023年

ランニング
湘南国際マラソン2023年 向かい風がもすごくあえなく失速!あと2kmだがもうヘロヘロ!

 2023年12月3日(日) 3回目のフルマラソンに挑戦した。天気は快晴、気温もそこそこ下がって絶好のコンデション・・・のはずが・・・。

1、結果は?

 冒頭から結果を言えば、4時間45分切りの目標だったのが、5時間5分と残念な結果となってしまった。走り終えた今、完走した喜びや達成感は無く、惨敗だった、そんな気分である。
 原因や理由は明確で、口にしてもそれは単なる「言い分け」に過ぎないが、来年以降のランのために、以下記述していこうと思う。

61才で、平均的な趣味ランナーとしては、まあまあの結果かもしれないが、う~~ん残念でした。

2、言い訳1 水分補給の失敗

26km付近、既に足に異変を感じており、実はカラ元気状態である。この後次第に失速していった。

 事前の練習量は、30km走を3回も取り入れるなど充分、走りそのものに不安は無かった。

 一方今回のランで大きな不安要素が「トイレ問題」だった。

 本番ではトイレの数は限られている上に、数万人のランナーが参加しており、そんな頻繁に用は足せないはず。でもボクは年齢的にも頻尿なのか、最近はたった1時間の10km走でも、3回くらいトイレに駆け込むことは珍しくない。若い頃だったら長時間の我慢もできたが、最近はどうもそれもかなわない。こんなことでは、タイムロスも大きいが、最悪、お漏らしの失態も真剣に心配した。
 「立ちション」という手もあるが、大会運営で明確に不可と記載されているし、コース場にコソコソやれる場所は無い。

これだけの人数のランナーなので、トイレは大混雑と考えた。イヤ、考えすぎたか。

 と言うことで、当日は朝の4時に起床したが、ずっと水分は摂らず、スタート後の4km地点、9時30分に初めてスポーツドリンクを飲んだ。結果これが失敗だった。

 失敗と断言できるのは、ふくらはぎに痙りの症状が出始めたのが、まだ15km地点だったから。練習では、30km走っても、足が痙る症状は全く出ないのに、今日は異常事態だった。もともとボクは熱中症や脱水症を極度に怖がり、練習中はスポーツドリンクをガブ飲みしているが、結果これが良いのだろう。
 
 今日は「出る」をあまりに心配しすぎて、「入る」を完全におろそかにしていた。これが原因である!

 「マズい!」
 と思い慌ててドリンクに加え、塩分飴、アミノ酸を口にしたが、すでに遅かった。結局30kmくらいまでは何とか走れたが、以降ははっきりと失速し、何度も歩く羽目になってしまった。

到着してすぐトイレに並んだ。待つのは10分くらいだったが、これをイヤがって水分をとらなかった、でも結果、今回失速の最大の原因だった。

※念のため、大会運営者のために記載しておきたい。トイレの数が少ないと悪口を言っているわけでは無い。ちなみに、コース場で駆け込んだトイレでは、1秒でも早く用を足してもらおうとの配慮でしょう、大会関係者が2名常駐されて素早く空きトイレへ誘導されていた。ここまでやるのかと言いたい!何と素晴らしい、拍手!拍手!

3、言い訳2 強烈な向かい風

 天気は快晴だったが、後半になると風が強くなってきた。しかも、後半の20kmはその強い風が「向かい風」となって、しかも疲れた後半なので、大きな失速となった。

 天気予報は、11時頃から南西の風6m/sと出ていたが、左側は広大な相模湾、そこから強い風が遮るモノが無い状況で吹きつけ、実際は予報以上のかなりの逆風だったと思う。天候を言い訳にしてはいけないが、正直、吹きさらしの橋の上で、しかも登りとなると、足を出しても全く前に進まない感じで、相当体力と気力を消耗したと思う。

 笑い話だが、その橋の上で「何か人の気配が近いな~~」と感じ、振り返ると小柄な女性ランナーが、ボクの右後方にピッタリくっついて走っておられた。ボクを風よけにされていたんですな!それくらい強烈な向かい風でした。

36km付近、こんなに天気は良いのに、左前方から強烈な風、遮るモノが無い橋の上はとくにきつい全く前に進まない。体力がどんどん消耗していくのが解る。

4、応援

家族の応援のところで小休止する。これで一気に元気を取り戻した。26km地点

 カミさんが応援に来てくれた。マラソン大会を見るのは初めてで、様々なスタイルのランナーと多くの応援者が居て、自分も大声を出して楽しんだとのこと。万を超えるランナーが走っている様子は、見るだけでも面白いよね。
 
 娘と彼氏も応援に来てくれた。彼氏さんと会うのは初めて。ご本人は、こういう形での初対面は不本意だったでしょうが、ごめんね、堅苦しいのは好きじゃ無いからね。走り終えた後のリカバリーグッズをいっぱいもらって助かった。

 娘の会社の先輩、Y家ご家族も来ていただいた。ありがとうございます。旦那さんはランナーとのこと、ボクの老人的な走りを見られたとは、とても恥ずかしい。

娘と彼氏の応援予定した10km地点には遅刻で間に合わず、ここは26km地点、このあとゴール地点に移動するが大混雑だったらしい。
娘の会社の先輩ご一家も応援に来てくれた。
娘作成の応援グッズ。孫がボクのことを「じーやい」と呼ぶので。

5、参戦の準備

8ヶ月間使ったシューズ、減り方が偏りすぎ、ガニ股で、足が上がらないすり足走法で走っている、証拠でもある。このすり切れたシューズで出場することにした。
エコマラソン大会とうことで、マイカップとマイボトルを持参する。落とさないようにリュックにゴムで縛った。リュックには、スマホ+ジェル+防寒着などが入る。
寒くなると走行中でも鼻水が止まらないので、ティッシュを大量に持参する。パンツのポケットに入れた。
サプリメント関係は各種をたっぷり用意した。これだけ大量に服用すれば、ドーピング違反じゃ無いかと思われるが・・。
目標走行ペース配分表と、トイレがある場所を記したメモを、持参するスマホの裏面に貼り付けた。

6、参戦記録

会場まで直行バスで行く。朝5:30、気温2℃と寒い。北京で使用していた極厚ダウンで完全装備。
7時 会場に到着した。きれいな朝日が相模湾に昇っている。快晴だ、落ち着きたいが、興奮が抑えられないなあ。
ゴール地点、さて今日は無事にここへゴールできるか?ここから着替えの場所までけっこう歩く。
9時過ぎた。あそこがスタート地点、気温は5℃と低いが、陽が差していてそこまで寒くない。防寒用のウインドブレーカーは既に脱いでリュックへ。
まだ写真を撮る余裕もある10km地点。ネットタイムはスタート遅れ9分とトイレロス3分を差し引いて、1時間6分くらいか、周囲に引きずられて少しハイペースだが、どうも抑えきれない。少し心配だ。
16km地点くらい、折り返しのランナーがどんどんやってくる。すごい数のランナー、大きな大会なんですね。
18km過ぎ。ここでUターンしたら、全長21kmの強い向かい風との戦いとなり、ジゴクの苦しみだった!
折り返し地点の江ノ島、この時点で、既に足の異変を感じ始めていて景色を楽しむ余裕は無かった。
30km付近 4時間45分のペースランナー(前方の赤いシャツ)に抜かれてしまった。この後38km付近で、ついに5時間のペースランナーにも抜かれる!悔しい!
ついにフィニッシュ。応援チームはゴールの瞬間には間に合わなかったが、ヘロヘロでゴールする写真が残らず良かったかも。

7、次回のために

①ランでは年齢的にも水分補給は欠かせない、でも水分をとると体質的にトイレが異常に近くなる。しかし、本番では頻繁にトイレに行けない、ならばどう対策するか? 今、本気で考えている案は、「オムツを着用して走る」。1度やってみるか?

②トイレの話ばかりとなるが、当日は、寒い上に薄着なので腹が冷え、「大」も大いに心配したが、こちらは対策がうまくいった。それは、前日の昼に軽い便秘薬を少量服用すること。うまい具合に当日の朝にスッキリすることが出来た。念のため、走行中は下腹部にカイロを貼っておいた。

③友人からの金言「フルマラソン失敗の最大の原因は前半の飛ばしすぎ」はキモに銘じていたが、実際は雰囲気に飲まれてかなりペースアップした。また練習時よりも、心拍数がずっと高く推移していた。この辺も今回の反省事項と記録しておこう。

④次のエントリーは3月の佐賀マラソンだが、今回の失敗の原因、水分補給不足を検証する上でも、1月に練習コースでフルマラソンを挑戦するつもり。

⑤ラン大会エントリーは、気分高揚には良い一方、費用や、準備・交通手段などが大がかり、また応援者も大変と、諸方で負担が多いなとも思う。もともと健康維持が主目的のランなので、大会エントリーは年1回にして、後は練習コースを使ったフルマラソンで充分だとも思った。練習コースならトイレもいっぱいあるし!

〈 終わり 〉

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