奈良・南紀ツーリング 2023年10月 5/5

紀伊半島は自然がとても豊かで濃い、険しい山奥に立派な大河

7 自然が濃い紀伊半島

2023年10月21日(土) 奈良~串本
 4日間お世話になった旅籠屋をあとにする。今日は移動日、和歌山県串本市のキャンプ場を目指し、紀伊半島のど真ん中を走って行こうと思う。
 昨日の雨で季節が変わったらしく、山間ロードに入れば高度も相まってひどく寒い
 
 紀伊半島の山は深く自然が濃いようで、山間部だというのに素晴らしい川が連続し、思わず声を上げる。川が良いのは、山が立派で良いのだ。

紀伊半島は山の中というのにきれいな大河が流れている。山が立派な証拠だろう。釣り師として心が騒ぐ!
橋杭岩 海岸に出ても素晴らしい景観。ここまで来ればもう太平洋だよな

 山間道路を出て新宮市に入れば、今度はキラキラ輝く海が見えてきた。これまた素晴らしい。

 14:40 今夜のキャンプ場、ACN南紀串本リゾート大島に到着。人気のキャンプ場で土曜もあって賑わっている。ソロキャンプ場はなにやら隅っこの林間だった。せっかくの眺めは不可。まあ良いか、静かそう。
 夜は波の音が遠くに聞こえ、明かりも少なく、とても静かだった。

ACN南紀串本リゾート大島 キャンプ場でゆっくり、ソロサイトは林間にあり、隣ともほどよい間隔
ACN南紀串本リゾート大島キャンプ場 こんな素敵な眺望付きの露天風呂が併設されている。これはサイコーじゃあ。

2023年10月22日(日) 紀伊半島周遊
 今日は、紀南を走り回ってみる。有名な熊野古道や高野山は次回とし、とりあえず奥地に行ってみたい。
 すぐそばのトルコ記念館へ。ここで難破したんですな。トルコとの友好は有名な話です。
樫野埼灯台からの眺めは最高でした。

1890年9月16日に、ここ紀伊大島沖でトルコの軍艦が遭難し、現地の日本人が救助などし、その後生存者をトルコまで送った話。おかげでトルコは今も超親日国。
樫野崎灯台 360度の視界が開けていた。
樫野崎灯台から。広大な展望はうまく写真に撮れませんな。本当に毎日快晴です。

 紀伊半島の奥地を通って白浜に降りようと思う。ナビは途中から違う道を指示するが、地図では国道371号がしっかりつながっているので、ナビを無視してこの国道を進んでいたら、途中から狭い林道になった
 ちょうど滋賀ナンバーの250バイクの方も居て、話して前後して進んでいったら、林道がどんどん険しくなり、周囲は人家もまったく無し、完全な山岳道路になってきた。道路は舗装はしてあるが、デコボコ荒れているし、落ち葉や苔が積もって、バイクでは怖くてたまらない。がもう引き返せない。
 結局、この山岳コース50kmあまりを2時間かけて踏破した。途中誰とも会わず、代わりに子鹿、アライグマ、キジと出会った。
 正直あの山中で、バイクトラブルとかあっても電波は届かないし、歩くしかない、と考えたら少し無謀で危険だったか。
 しかし、紀伊半島の山は深く、大自然がいっぱい残り、素晴らしい!と身をもってわかった。

国道371号線 バイクがやっと通れるくらいのかなりの山道、これは写真を撮るためたまたま広い安全な場所に停車しているが、ずっと荒れた細い道路だった。いくらアドベンチャータイプのバイクとは言え、入り込んだのが無謀だったか。
国道371号線 途中行き止まりになって道を間違えたことに気がついた。ナビには無い道、でも国道だろ?
50km、2時間かかってひどい山道を抜けたら、雰囲気抜群の吊り橋があった底板はすけすけ、橋はゆらゆら。怖いよ!
吊り橋の下はコバルトブルーの川。水が澄みすぎて川底がはっきり見える。これだけの水があるのは、山が深く自然いっぱいと言うこと、苦労して走った山がとても素晴らしいモノに見える。

 思わぬ時間を食ったが、どうしても行きたかった南方熊楠記念館へ寄った。

写真はネットから頂戴しました。何を成された方か詳しくは存じ上げないので、記念館を見学させてもらった。

 串本への帰り道は、時間的にも方角的にも、しかも快晴で、夕日がサイコーと思われたが、暗くなってからキャンプ場へは帰りたくないので、泣く泣くパスした。
 キャンプ場に戻ると、明るい内にと急いで露天風呂へ。
 今日はソロサイトはボクひとりでした。

こんな素晴らしい展望が独り占めに出来るキャンプサイトもある。人気のキャンプ場なのが良くわかる。ただ、ソロキャンパーは林間に追いやられているけどね。
今日はソロキャンプサイトは、ボクひとり。風は無く、聞こえるのは、虫の声と遠くに波の音
夕食は、鶏肉入り+ネギたっぷり+うどん。コッヘル(鍋のこと)は2つしかないから、料理はいつも単品美味しいお酒が飲めればそれで良い!
10月21日(土)
10月22日(日)

8 キャンプメシをご馳走になる

2023年10月23日(月) 串本~明和町
 今日は移動日、ダラダラとキャンプを撤収していたら9:50出発となった。

 今夜のキャンプ場は、三重県伊勢市の北側、明和町というところ。
 途中、5月の四国ツーリングでキャンプしたそばを通った。5ヶ月前なのにひどく懐かしい。あの頃より少しは旅慣れてきたかなぁ。

 14:40今夜から2泊の宿、大淀ふれあいキャンプ場へ到着

海岸沿いの松林の中にある大淀ふれあいキャンプ場
キャンプ場前の海岸通り 伊勢湾がとても美しい。ヒトもクルマも居ず全て独り占め。

砂浜と松林の中にある気持ちの良いサイトだ。今夜はキャンパーは3組。
夜になり、海側に行けば風も無く、空は星空でなんとも気持ち良い夜だった。

2023年10月24日(火) 明和町
 5:30に起きて、目の前の防波堤に釣りに行った。ボラがはねていたが、ボーズ。
 戻ってコーヒーと読書していたが、ひどく寒くテントに入り2度寝。
キャンプ場の管理人が昨日とは違う方で、話しかけたらえらく長話になった。
マップルで見つけた青山高原へバイクを走らせ、15:00にキャンプ場へ戻った。

早朝、近くの防波堤で釣り。地元の方4名既に釣っていたがたぶん釣れていない。ボクもフライフィッシングじゃ無理だったかな
青山高原 逆方向から入ったのか狭いワインディングロードが続いた。でも頂上付近は雄大なパノラマが広がって素晴らしい景観でした。

 2日ぶりにシャワーへ、3分300円、頭の中では3分間のカウントを計っていたつもりが、まだ泡が身体に着いた状態でシャワーが終わった!。カウントの時計かアラームが必要だよ!
 脱衣所を出たらお隣さんがいらっしゃったので、「3分は短いですね~~」と話しかけ、少しバイク談義。
 
 夕食まで時間があり海岸に出て自撮りをしていたら、先ほどのお隣さんのキャンプはワンちゃん連れとわかり、思わず寄っていったら、そのまま夕食をご馳走になってしまった。桑名から来られたKご夫妻とチワワのアンとリンでした。美容師をされているとのこと、旦那さんはバイク乗りで、多いに話が盛り上がる。洒落たテントサイトで、奥さんが次々と美味しい食事を作ってくれ”ここはレストランか”と勘違いするほど。ウチのカミさんもビデオで出演させ、とっても楽しい夜でした。

K夫妻+アン+リンと。ワンちゃん連れのキャンプは素敵で最高ですね。
アンちゃん(右)、リンちゃん(左)、ちゃんとしつけられていてとても可愛い。二人とも自分からボクのヒザの上に乗ってくれました。オレは犬に好かれるバイ
10月23日(月)
10月24日(火)

9 再び渚園キャンプ場

2023年10月25日(水) 明和町~浜松
 Kご夫妻は夜間、蚊に悩まされたとのこと。
 堺から来られたカブ125のご夫妻ともご挨拶。
 鳥羽からフェリーで伊良湖へ渡り、行きに泊まった浜松の渚園キャンプ場へ、受付の係の方と、ここは410円と安くとても良い、私の定宿ですよ、と話が盛り上がった
 
 平日なのに、今日もテントサイトは大賑わい。
夕方、目の前に月が上がってきた。気持ち良くお酒を飲んで、旅最後の夜をかみしめる、今夜も良い夜。

渥美半島の蔵王山展望台 本当の360度展望が見え驚いた。三河湾、遠州灘全て楽しめる。
旅のラストナイトはやはり渚園キャンプ場。今回の旅で、キャンプでは一度も雨に遭わず、毎夜、気分の良い野営生活を過ごすことが出来た。おかげで酒量が増えたか!

2023年10月26日(木) 浜松~自宅
 今日は全て下道を250km走破する予定。早めに出発したいが、テントが夜露でびっしょり濡れている。天気は快晴なのでしばらく乾かしてから撤収。

 9:00出発、国道1号は富士市までずっと高速道路並みに流れてかなり時間を稼げた。これなら高速道路は不要じゃ。通い慣れた山中湖、道志みちを通って、15:45自宅へ到着した。

10月25日(水)
10月26日(木)

〈 終わり 〉
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