大型二輪免許の取得記(その2)

大型二輪免許、いよいよ最終の第2段階になった。(写真はHPの画面を撮影した)

 教習はこれから第2段階、7時限の技能講習いよいよ卒検だ。ただ、第1段階が終わった8月17日(土)、馴染みのバイク屋さんで、次のバイクV-Strom650を注文してしまった

前のバイクは納期が5ヶ月、今回も1ヶ月はかかると早めに注文したら、1週間で届いていた。まだ免許取っていないのに・・。

第2段階 技能講習 6,7時限

8月27日(火) 11時から
 予約の関係で前回の講習から10日間も空いてしまい、久々に教習所に来た感じ。台風10号のせいか、妙に涼しい。

 今日の生徒はボクひとり、先生は初日の、ちょっと細かい指摘と理屈が多い方(すみませんが・・)だった。まずスラローム、指示通り3周したので、元の位置で停止したら、『いや、そのまま続けるんですよ!(何をしているんですか!)』的な口調で、なんか噛み合わない。
 が、今日はせっかく1対1なので、実はボクは教習所的な走り方がさっぱりわからないので、と聞きまくった。ただ、指示や指摘をいっぱいしてくれるのはありがたいが、62歳の頭では覚えられない。『さっき言ったでしょ!』と何度もあきれ顔で言われる。

教習所内は写真撮影不可だろうから、この写真は教習所のHPから頂いています。こんな感じで教習受けています。

 コーナーをリーンwith/In/Outそれぞれで回る教習があった。正直、こういうバイクに関する知識モノは10代のころ勉強済み、今のオレは卒検の練習だけがしたい!とは言わない。猛暑の中、ヘルメットの中は汗だらだら、でも真剣な表情は崩さず先生のご説明を聞いた。

 全然問題としなかった急制動、久々にやったら停止線を越えてしまった。自分でもアレ!なんで?。先生は、動作がワンテンポ遅いとのこと。はっきりは言われなかったが、フライング気味にブレーキング始めて良さそう。こういうコツ的なことを教えて欲しいんですけどね。
 今日初めて卒検コース①を通しで走った。最初、先生の後部座席で説明を受けながら廻ったが、結構目から鱗が多くコレは助かった。その後、自分で2周した。変わらず細かい指摘は受けたが、致命的なミスじゃないはずだ。問題の一本橋は、最後の6本目だけ、気が緩んだか橋の1/3程のところで落ちた。落ちれば一発アウトだけどね。

 卒検まであと5時限、緊張さえしなければ問題ないと思うが・・。
 帰路、自分の400Xが妙に小さく感じた。

自分のヘルメットを教習に持参、今日の先生は、これでもベルトが緩みすぎでNGとのこと。ほかの先生は何も言わんけど。

第2段階 技能講習 8,9時限

8月28日(水) 11時から
 今日も先生と1対1、第2段階はそうなのかな?。先生は、前回バイク談義をした話しやすい方だった。2時限で、卒検コース①と②を2回づつくらい走った。走り終えて、先生は指摘する点が無いようで、細かなライン取りの指導のみだった。ちょっと嬉しい。
 急制動で、各動作のタイミングがおかしく、自分でも何か違ってるのがわかり、何度かやり直した。停止と共にギヤダウンするクセは直らないが、コレは諦めよう、悪いクセじゃないし。
 聞きやすい先生なので、今日新たな疑問がいくつか解決した。一応メモ→下り坂はエンジンブレーキ、確認してから指示器を出す、一本橋は前輪が降りるまでがカウント、スラロームはアクセルワーク必要(だが、今さらコレは無理なのでやらない)、などなど。
 停車時はブレーキに手をかける、今日はコレを良く忘れていた。2時限終わったら、頭も身体もヘロヘロになってしまう。先生から、そんなに真面目に取り組んでもらえばこちらも嬉しい、と言ってくれた。

卒検のコースを覚えるのが62歳には大問題、ボクは上記のメモのように課題の順番で覚えようとした。

 ご自宅はどちらですか?と先生に話しかけた。町田市とのこと、アタクシの現役時代の営業トーク勘が蘇り
 『サッカーは首位、すごいですね~~』
先生も嬉しそうに地元事情を返答してくれた。
 帰りのバイク置き場で、珍しい色のスクーターで来ているお兄ちゃんとしばらく話した。見かけは変わっているが、話せば素直で良い子だった。
 帰路、う~~ん、やっぱり400Xは少し小さいな~~。

第2段階 技能講習 10時限

8月30日(金) 14時から
 台風10号の影響で昨夜はかなりの雨、朝からも断続的に雨、教習所に今日はやるのか電話したら、あたりまえでしょう的口調の返答だったので、完全雨仕様の格好で、バイクで出かけた。
 土砂降り的な雨の中で卒検をやっていた。
 今日はバイクシミュレーター、室内での1時限だけの講習。やさしい口調の若い先生だった。しばらくバイク談義、免許取得したら何を買うの?と聞かれ、もう注文したとは言えなかった。先生はスズキのイナズマ1200。
 試験場的走り方をまた習った。シミュレーター、最後の方はなんか酔った感じになった。お話しばっかりしてあっという間に1時限が終わった。さあ、明日がいよいよ教習最後だ。

 雨の中、バイクのところで帰り支度していたら、一昨日の先生が教習車の助手席から、『合格した?』と聞いてきた。良い先生だな!
『きょうの生徒さんは若い女の子で良かったですねぇ~~』
と心の中で言った。 

こんな大雨でも教習はやるんですね。涼しくて良かったけど

第2段階 技能講習 11、12時限

8月31日(土) 11時から
 いよいよ最終講習である。きょうは生徒さんが二人となった。40才台前半と見えるSさん。
 卒業検定コース①と②を1時間ずつ、Sさんと先頭を交代しながら走った。今日で完璧に走れるようにならなくては、と気合い入れすぎなのか、最初にどうでも良いポカミスをやってしまった。今日の先生は前々回の厳しい方で、この先生の時は必ずこうなる。気を取り直して、5周くらいコースを走ったが、致命的なミスは無いと思う。一本橋を一回だけ落ちてしまったが、Sさんも2回落ちたし、ボクの場合はちょっと気が緩んだせいか。
 あっという間に2時限が終わった。先生に感謝を込め深くお辞儀をした。
 明日の卒業検定を申し込んだ。明日は大雨予報だが、早くしないとカラダが忘れてしまうからね。
 

明日の検定のために用意したサプリ。緊張止めと、脳活性になると思うアミノ酸ドーピング検査は無いはずだ。

卒業検定

 9月1日(日) 13時から
 雨はそれほど降っていない。自宅で落ち着かない午前中を過ごし、11:20出発。
 12:10から卒業検定の説明があった。検定者は2日前の優しい雰囲気の先生だった。大型二輪はボクひとり、普通二輪は若いお兄ちゃんが4名、緊張しますよね~~と声を掛け合った。もうひとりの検定員は4日前のこれまた優しい先生だった。

 検定は①コース、雨で路面が濡れているから、あまり無理な運転するな と検定の先生が言われた。おそらく、ゆっくり走るところはタイムを気にせずスピードを上げろ、とおっしゃっていると解釈し、少し気が楽になった。小雨、上だけ雨着を着た。
 ボクが一番目、ほとんど緊張せずに出発できた。問題の一本橋、いつもは少しスピードを上げて入ってから減速するが、今日はあまり減速せず渡りきった。たぶん9秒、5点減点だろう。でもこれがクリアーできれば、あとは問題なし。あっという間に、そしてあっけなく終わった感じだった。『やった!』を心の中で叫んだ。

 『合格です』
 講評では、一本橋とスラロームが時間で減点、あとは左折時の脹らみが一個有り減点とのことだった。濡れた路面で、自分でもある程度故意にやった減点とも言える。

最後に
 自分はバイク経験だけは長いので、恥ずかしい乗り方はしたくない一心で、超真面目に講習には取り組んだつもりである。よって、久々の習い事で、脳みそと全身をフル回転しシビレました。ボケ防止には良かったと思いたい。
 バイクの運転技術を教わることは無かったが、試験場的な走行術を全く知らなかったので、それを、年齢的に反射神経や体力それに記憶力が劣化しているからだに、染みこませるのが相当ツラかった

真夏の62歳、ジジイの大冒険
でした。

卒業証明書、約3週間で手にすることが出来た。このオレが大型二輪かぁ~~ なんか感慨深い。

追記
 翌日免許センターへ、免許交付所には高齢者講習の方がかなり並んでいらっしゃったが、自分もあと10年もすればあそこに並ばなくてはならない。車とバイク好きにとって免許は大事、残された10数年を有意義に過ごさなくてはと強く思った。今回の大型二輪免許の取得は正解だったかも知れない!

免許証は新しく交付されゴールドから陥落したのはとても悲しいが、今年だった更新が4年延びた、ラッキー!。

<大型二輪免許の取得記(その2)は、終わり>

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