北海道バイク旅2024 『炭鉱跡に興味津々』編 3/5

三笠市と夕張市を周遊し、炭鉱の栄枯盛衰を体感した。

8日目 朝里川温泉泊まり

6月24日(月)
 小雨模様の中キャンプを撤収完了した。駐車場で、名古屋からのオジサン(くるま旅66才)、キャンピングカーのオジサンとまたまた長く話し、結局出発が遅れた。
 今日は小樽方面まで結構長く(ボクにとっては)移動する。

最終日は雨になったが、世話になった東大沼キャンプ場、5泊もすればここはもう自宅だな。
雨の中の撤収は結構イヤなモンだ、濡れたテントの片付けは特に、幸い小降りなのでこれから素早く撤収開始。
キタキツネが寄ってきた。残念だが、この子は人間の食物の味を知っている。脅かして追い払うが、しつこく寄ってくる。
ここまでずっと本格的な雨だった。ようやく道の駅らんこしで休憩。晴れていれば、ニセコの山がきれいなはずだが。
あまりの寒さに、ホットコーヒーを注文した。
倶知安の町コインランドリー。衣類をまとめて洗え、乾燥入れて1時間。初めてだがこれは便利だ。1,200円。
道の駅あかいがわ 雨の中の走行を頑張ったので、ボクにとっては大変珍しいことだが、ソフトクリームを食す。
小樽に近づいてきたらようやく晴れてきた。毛無山の展望台
今夜は雨を避けるため朝里川温泉ホテルに宿泊。元は病院?と思わせるような部屋の造りだが、快適である。

9日目 北村公園キャンプ場へ

6月25日(火)
 今日は移動距離70kmと短いので、チェックアウト10時ギリギリまでホテルで粘る。
 今日から3泊は。岩見沢市北村中央公園ふれあい広場 でキャンプだ。昼12時と早めに到着したが、無料のせいか人気なのか、かなり混んでいるイメージ。
 静岡からカブ110の若い方がキャンプ場に到着。かなり旅慣れた方で、日本を何周もされている大ベテラン(ブログ”ぐるりる”)さんでした。またちょうど受付を通った時に広島からハーレーで来られた方には、勝手にあれこれと場内の様子を説明し、結局ボクの隣にテントを張られた。

朝里川温泉ホテル、温泉はとても良かった。出発前の駐車場で東京から釣りに来ている3人組の方とお話しした。
北村公園ふれあい広場キャンプ場到着、受付のおじさんが腕組みして睨んでいた(ように見えた)が、話せばとっても親切だった。
平日というのに結構混んでる。北海道のキャンプ場は、マナーが良くアウトドア文化度が、本州よりかなり高いと思う。
めったにやらないBBQ、本当はゴミを燃やすためです。ゴミ持ち帰りの精神は理解するが、長期旅人には本当に困る。有料で引き取って欲しい!

10日目 三笠市で探鉱を学ぶ

6月26日(水)
 明け方小雨で、ダウンを着るくらい寒い。コーヒー2杯+読書してゆっくりする。ちなみに今回持参した本は、綱淵謙錠の『極』ー南極探検の白瀬中尉ーの本だ。ちょうど千島列島で越冬するくだりで北海道と縁が深い。
 今日は近くの三笠市で炭鉱の歴史などをじっくり見学したが、とても面白かった。

旧三笠駅 クロフォード公園 このあたりは明治初期から炭鉱産業で大繁栄し、石炭の減産と共に衰退したところ。
旧幌内駅が、三笠鉄道公園となっている。道内初の幌内鉄道だった遺構である。正直当時の繁栄は見る影も無いが、だからこそ興味深い。
三笠博物館 一億年前の白亜紀のアンモナイト その化石の展示がすごい。展示物とその内容の充実度は圧巻と思う!
三笠博物館 恐竜アロサウルス これとは違うが、国の天然記念物『ミゾミカサリュウ』が有名なのか。
三笠博物館 炭鉱の歴史と人々の暮らしの展示も興味深い。石炭と化石は縁が無さそうだが、このあたりの独特の地層が関係している、で納得。
三笠博物館の裏が野外観察路。ヒト気が無く熊が出そうだと躊躇していたら、遠くに小学生の一団を見つけ彼らに前後して、全長1.2kmを歩いた。
野外観察路 旧線路跡に残された施設や地層などが観察でき大変興味深い。これは石炭が露出している。
野外観察路 これが地震を引き起こす断層ですな。間違いなくここら辺は、地質学的にも大変面白いところのようだ。
旧唐松駅 今日は三笠市周辺を周遊、炭鉱歴史の推移、なぜ石炭が取れるのかなど、大変面白い一日だった。
夕方から久々の快晴になった。星空を楽しめたが、毎朝4:00には明るくなるので、20:30には就寝した。

11日目 夕張市で石炭を学ぶ

6月27日(木)
 久々に晴れた感じ。今日は夕張市方面へ行く、石炭博物館がえらく山深いの中にあった。昨日に引き続き炭鉱跡の施設見学だが、大変面白かった。特に夕張市に入ると、繁栄と衰退が目の当たり出来興味深かった。幸せの黄色いハンカチの施設もあったが、こういうところはカミさんと来たときに見学するのでパス。今日も各地で様々な旅行者とお話しした。

ハーレーに乗った広島の元消防士さんとは、すぐ隣のテントで2泊、親しく話し込んだ。お互い良い旅を!
万字線鉄道公園 旧朝日駅舎とSLが保存されていた。昨日から旧駅舎をいくつも訪問しているが、どこも往年を偲ばれ面白い。
旧万字駅舎 今は郵便局になっているので、写真のみ。ここはかなり山深く、こんな山奥に炭鉱があったのかと感慨深い。
ほとんど車が通らない県道の峠道で、キタキツネが居た。バイク近寄っても逃げない。写真頂き!サンキュー!
とんでもない山奥に有る石炭博物館、でもここが、昔は夕張の中核で大繁栄した町だったと聞き、この衰退と変化は興味深い
石炭採掘の地下坑道、展示物は迫力があり、本気度が感じられ素晴らしい。見応え充分。
採掘に必要な装備品、実際に使われていた生々しい遺産で、建築屋・施工屋のボクとしては、興味が尽きない。
係員の説明付きで実際に使われていたドラムカッターの実演運転。これだけの機械と設備を地下で展開しなければならないとは
南大夕張駅跡 6両もの列車が展示され近代化産業遺産に認定されている。
列車内にも入れるが、『もうこれ以上壊さないで!』との看板があった。保存と管理は難しいよね。
夕張シューバロダム 国内第2位の貯水面積らしい。南夕張駅跡で会ったバイクの方と一緒にここまで来た。
すぐそばに温泉とコンビニがあり、無料良いキャンプ場、3泊お世話になった。明日は旭川の方へ移動する。

コラム②  バイクの積載と軽量化

アルミ製リアボックス
バイク購入時に付けたGIVI製の大きなリアバック(58L)を、今回は外していく大きな決断をしてみた。左写真は前回の山陰ツーリングの時の、荷物全部である。このリアボックスは大変便利だが、その分乱雑に収納するばかりか、ともすればゴミ箱になりかねない。

結果今回は、左写真のようになった。
写真ではわかりにくいが、ずいぶんスッキリしたし、後ろにかかる重心がかなり軽減されたように思うし、走行時の風の流れがスムースになって効果は抜群だった。
ちなみに茶色の袋はコット(簡易ベッド)で、安眠のためこれだけは、置いていくわけにはいかない。

フロントバッグ
これまでリアボックスに入れていた工具や雨対策品は、新たに防水のフロントボックスを買って付けてみた。ネットの安物であるが、充分使えるし収納量も有りジャマにもならず、これは良かった。釣り道具も入れている。

釣り竿はフロントに固定
良い川や湖があれば、さっと釣り竿を取り出して釣りをするーーこれを理想とし、ここにロッドケース取り付けたが、諸事情で(最後のまとめ参照)釣りはしなかった。しかしこの収納方法は全くジャマにならず大正解だった。

8日目
9日目
10日目
11日目

〈北海道バイク旅2024 『炭鉱跡に興味津々』編 3/5 終わり

北海道バイク旅2024 『初めての無料キャンプ場』編 1/5 は→こちら
北海道バイク旅2024 『道南を完全制覇』編 2/5 は→ こちら
北海道バイク旅2024 『道央行ったり来たり』編 4/5 は→ こちら
北海道バイク旅2024 『富良野を予習』編 5/5 は→ こちら

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