仙台くるま旅 2023年11月

仙台と松島へくるま旅

珍しくカミさんに休みが取れ、仙台の松島にくるま旅をすることにした。
車中1泊+キャンプ3泊、1,050km、ちょっと早いが紅葉が見られたら良いな~~、そう思いながら出発した。

1、強風の車中泊

2023年11月5日(日) 出発延期
 今日から出発できるが、実はボクの左胸が3日前からチクチクする。血圧も上がっていて、心臓に異変か?と思ったが、昨夜ぐっすり寝たおかげか調子は良い。念のため今日は休養日とし、出発を明日に延期した。夕方のランニングも調子良かったから問題なしだろう。

2023年11月6日(月) 自宅~楢葉
 今回の旅で予定を決めているのは、明後日から3泊のキャンプ場だけであとは未定。とりあえず今日は仙台へ向けのんびり走り、道中どこかで車中泊するつもり。
 
 8:50自宅を出発したが、まだどのルートで仙台を目指すか決めかね、とりあえず首都圏の渋滞を避けるために圏央道に乗り、車中で検討した結果、太平洋側の国道6号線で北上することとした。
 坂東ICで下道に降りた。国道51号から6号へ。予報通り天気は下り坂で風が強くなってきた。

湖水系が大好きなボクは、霞ヶ浦はまだ見たことがなく、遠回りして通過した。ついでに、近くの”道の駅たまつくり”で、昼食。
日立市付近で休憩。海は何度みても心洗われるネ。今日は風が強い!
ひたち海浜公園へ行きたかったが、ちょうど入れ替わりで見頃な花が無く、今回はパスした。でも、休憩した道の駅できれいなコキアが見られました。
五浦六角堂へ立ち寄った。こんなところに、と言っては失礼だが、見事な景観でした。
岡倉天心の邸宅。美術に疎いボクがなぜこの方を知っているか?理由は→良く視るTV番組の『なんでも鑑定団』のおかげです。
五浦の展望台に登ったら、強風で本当に吹き飛ばされそうでした。

 今夜は、”道の駅ならは” に車中泊とした。17:20まずは入浴、カミさんとの旅の場合、シャワーや入浴施設の有無とその良否は重要なカギとなる(ひとり旅ではまったく考慮しないけど・・・)。清潔で立派なお風呂でした。

愛車シエンタでの車中泊は?
 2列目シートを倒せば、178cmのボクでもちょうど足を伸ばせ、下面にエアーマットなど敷けば快適に寝られる。ただし、持参しているキャンプ用品など膨大な荷物は、1列目に置かなければならない。

この日の車中泊は?

①強風が吹きかなりクルマが揺れ、明け方には雨が横殴りに降ってきた。寝るには問題無いが、頻尿のボクは、トイレ毎に完全に目が覚めてしまった。

②妙に暑くカミさんも寝苦しいようで、夜中に冷房を入れた。ただ空調操作するにも、運転席は荷物が詰まっていて、一旦外に出て、外から手を伸ばして操作と面倒くさい。

③完全電子制御の最新の車は、いまだ不明な操作が多い。夜、外に出るためドアロックを解除したら、防犯用のクラクションが盛大に鳴り出し大慌て、夜中に騒音を巻き散らかしてしまいました。

おかげで良く寝られない1日目でした。
周囲には車中泊らしいクルマが多かった。

車中泊させて頂いた道の駅ならは、レストランで夕食、シンプルな献立のフライと唐揚げだけど、とても美味しかった。
車中泊、風呂と夕飯が終わったらとくにやることが無く、狭い車内に居るよりと、道の駅の休憩所で時間をつぶす。これがキャンピングカーだったら、車中でTVとか見られるのかな。
1泊利用させて頂いた道の駅、色々ありましたが、お世話になりました。

2、強風で恐怖のキャンプ

2023年11月7日(火) 楢葉~仙台
仙台へ向け、国道6号線を北上する。10時過ぎには雨は上がった。

途中、帰宅困難地域を通ったが、10年前の惨状のままに心打たれた

仙台市内でラーメンの昼食、ここは仙台名物ではなく京都のチェーン店でした。

13:45 今夜から3泊のキャンプ、仙台市郊外のIZUMI PEAK BASEに到着。
 
 風がかなり強い、サイト名がビューエリアと言うだけあって眺めは良いが、風を遮るモノがまったく無い。下界に見える仙台市内は天気予報通り穏やかな晴れのようだが、ここは天候が変わりやすく読めない標高500m。吹きさらしで、背面は泉岳がそびえ黒い雲がかなりの速さで流れている。
 設営場所に悩んだが、何かあった時にクルマに逃げ込めるよう、駐車場のすぐ脇にテントを張った。強風下のテント設営はうまくいったが、テントは派手にバタつき、ポールは大きくたわむ。テントポールをさらにロープで固定するが、どこまでこのテントが耐えられるのか、かなり不安である。品質重視のモンベル製を信じたいが、これは山岳用では無くファミリーテントだから・・・判断に悩む。
 あとから来た若い男二人組は、風裏になりそうな下段を選択した。そこへの移動も頭をよぎるが、風力は変わらないと思う。キャンプ場に断って、クルマをテント脇に移動させ風よけにしたが、効果無し。ただ薄暗くなってきたので、このまま強風下の露営の覚悟を決める

夕食は、テント内で、メニューは、厚揚げ+焼肉+パン。
昨夜と違って、今夜は寒い!

空は晴れているが、あの山頂は突風が吹いている。おかげで中腹のここも強風が吹く。しかも遮るモノがまったく無い吹きさらし。テントが耐えられるか?
外は強風なので、テント内のリビングに退避。ここは、夫婦二人なら広々したスペースが有り、しかも雨くらいでも快適に過ごせる空間だが、こんなすごい強風だとテントはたわみ、吊った照明は大きく揺れ、ちょっと怖い。
風と共に気温も下がってとても寒い。今夜は焼肉、ではなくて野菜炒めかな?

 20:00就寝するが、風は静まる様子はなく、テントは大きく揺れる。風にも強弱が有るようだ。静かになり風が収まったかと思うと、遠くで「ゴォー」と風の音がし、近くの木立が大きく鳴ったあと、いきなりテントが持って行かれるかと思うほど激しくバタツキ、大きくしなる。
 24時頃気になって外を点検すると、テントポール破損2カ所が見つかった。ボクの大事なテントが!ショック!

 それより今夜はどうするか?このままテントに寝ていて大丈夫なのか?
 車に逃げれば身の危険は無いが、どうも人間2人が寝ることでテントの重しになっているような気がする。テントを吹き飛ばされたら、中の生活用品や備品も無くすのでテント生地が破れるまでは、テント内に残ろうと判断する。

 明け方ようやく風が弱まってきた。結局、ウトウト寝る→起きて酒→横になって読書 を繰り返した。

テント本体が吹き飛ばされるか?と思うほどの強風。寝られないので、結局起きて、酒を飲む。カミさんはこの風でもぐっすりと熟睡されている模様です。
夜中にトイレに行く。何と!トイレは暖房が入っている。ここは風音もしないし、ほっと人心地つく。最悪ここで夜を明かすか?
強風でテントポールが曲がった!
こちらのポールは完全に折れてしまった! 悲惨!でも、テント生地そのものは破損がなかった、あの突風に良くも耐えたモノだと感心する。

3、松島へ

2023年11月8日(水) 松島観光
 6時、明るくなって風も収まった。朝日がまぶしい!
 ここにあと2泊するが、テントサイトを移動することにし、一旦撤収する。

朝は、気温7.5℃だった。先週東京は27℃くらいで夏日だったはず、この差は、『寒い!』

 今日は、松島観光へ。事前に船を予約し、ちょっと離れた無料駐車場へ。50分のクルーズ、平日なのに観光客は多い。
 下船後このエリアを観光する時間はあるが、テントの補修があるので早々に昼食としキャンプ場へ戻ることにした。
 途中、百均ショップで補修用として、粘着テープと竹製の菜箸を購入した。

松島を島巡りする。仁王丸という船で50分コース。
最初は奇岩、景観に驚いたが・・。20分もすると、同じような風景が続くので・・。飽きたかな??
乗船客は多い。デッキに出たいが人が多くそうも行かず、座ったままだった。
船を下りて昼食、海鮮丼+牛タン、これはとても美味しかった。満足!今回の旅で牛タンはこの2切れだけでした。

 天気予報では今日は風は無いようだが、ふもとの方のテントサイトへ移動した。
無事、補修と設営を終え風呂へ行く。清潔で広い風呂で、露天風呂は快適である。

 16:30には暗くなる。夕食は、鶏肉のトマトソース煮。昨夜がウソみたいな無風で、快適な夕食であった。星は空いっぱい広がり、遠くに仙台市内の夜景が見える。
 放射冷却だろう、どんどん寒くなってきた。ヒートテック2枚、ダウン2枚重ね着する。

 寝るときは、冬用に夏用を重ねた寝袋でまったく寒くない。ほぼ2日よく寝ていないので、あっという間に寝落ちした。

テント補修①、竹の菜箸を添え木にして、粘着テープでぐるぐる巻きにした。曲がったポールを戻すと折れそうなので、曲がったままにしておいた。
テント補修②、付属のアルミポールを通して粘着テープ。
少しふもと側に降りたところにテント再設営。ここも眺めは良い。風は完全に収まっている。ちなみにこのキャンプ場は、けもの類が居る気配がしないなぁ~、気のせいかな。熊除け鈴はポケットに入っているけど。
遠くに仙台市内が見える、もうすぐ日が沈む、絶景
夜景を見ながら夕食、最高!快適!これぞキャンプの醍醐味!周囲には照明がほとんど無く、星空もきれいに見える。

4、蔵王へ

2023年11月9日(木) 蔵王観光
 穏やかな朝が来た。色々あって出来なかった2日間の日記をまとめる。
 今日は蔵王に行ってみようと、朝になってから決める。
途中、秋保の湯 との看板から、昨夜カミさんがお風呂で一緒だった方に聞いた、有名なおはぎを買いに立ち寄る。

一昨日の強風がウソだったような、鮮やかな朝焼けが来た。ちなみに今回から、カセットコンロを持参したが、これまでの携帯バーナーより断然使いやすい。
コーヒーを飲みながら、さわやかな朝を満喫する。こうなってくると、コーヒーも豆から挽くようにしようかと思うネ。持参品はなるべく少なくコンパクトにが、我がキャンプスタイルだが。
秋保にある小さなスーパーだが、クルマがいっぱい来ていた。TVの取材も来ていた。超有名な店らしい。
狭い店内に並んで、高名なおはぎを購入した。前の人が買っていたので、ごま入りもついでに購入
おはぎを食す。何の変哲も無い普通のおはぎと言えばそうだが、普段口にしないひどく懐かしい味がして、簡単にぺろり!

結局蔵王まではたどり着かず、そのまま引き返した。夜が来るのが早いので、早めにテントに戻ってゆっくりしたい。今夜は旅のラストナイト、夕食はめったにやらないBBQをした。

エコーラインを通って蔵王を目指した。残念ながら、高度が上がるにつれ、紅葉は終わっていた。
何と!途中で冬期通行止め、それも昨日から。事前に何も調べず行き当たりばったりの旅だからこういうことが多い。ここで引き返した。
途中でおはぎを食べたので、昼食はおそばにした。田舎にあるパーキングで閑散としていたが、美味しいそばだった。
とても立派なキャンプ場の露天風呂。ちゃんとした温泉で湯はとても良い。最近のキャンプ場の入浴施設は、レベルが上がってきたネ。
キャンプ場から見える仙台市内の夜景。コテージやグランピングは全てこの夜景方向を向いて建てられている。泊まればサイコーでしょうね。
今夜は久々にBBQ。風も無く星空がきれいな静かな夜、お酒も食事も美味しい。これだからアウトドアは止められない!

2023年11月10日(金) 仙台~自宅
今日は自宅へ帰る、テキパキと撤収したつもりが、それでも8:50出発となった。お世話になりましたIZUMI PEAK BASEキャンプ場さんへ。
帰宅路は距離390km、半分以上の210kmを下道を走り、矢板ICから高速道路に乗り、18:30に帰宅した。

仙台市内にでっかい観音様が・・。
結局、今回紅葉はこの程度しか見られなかった。
帰路の昼食はサイゼリアで、初めてだが、このクオリティーで安い!ソロツーリングでは愛用しよう!

5、まとめ

①強風によるテント破損は痛かったが、良い勉強にもなった。一部、テント設営方法に間違いを発見した。年齢を重ねるとどうも「知ったかぶり」と「読むのが面倒」になり、そこが反省点である。

②旅の前に、目的地情報をまったく調べないのはイカンですね。無駄足が多い。せっかく”るるぶ”の年間購読に加入しているのに、まったく読もうとしない。でも毎回、同じ反省しているような気もする。

③キャンプで旅を重ねるやり方も板についてきた。毎回、楽しく気持ちの良いキャンプをしている。ちなみにカミさんは、毎回、爆睡+熟睡+快眠+安眠をしている模様です。

〈 終わり 〉

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