一時帰国2023年 その1

現役時代

4ヶ月前に一時帰国決断

2022年10月

コロナは既に2年半経過、私は中国駐在2年経過、まだ一度も帰国できていない。これまでの海外駐在では、年10回などと頻繁に一時帰国していた私にとって、現地滞在の最長記録である。同僚にも中国連続駐在3年経過も多い。

『2023年の1月の春節には何があっても帰国しようや!』

そう日本人社員へ声をかけ、手本で私が最初に飛行機の予約を入れた。まだ4ヶ月も先のこと。さあ、コロナはその頃どうなっているでしょう?今のところ、中国に戻る際に10日間の隔離、これがどうなるのか、不安はあるものの、帰国自体はちょっと楽しみ。

それからの4ヶ月間

ゼロコロナである!2日に1回PCR検査を受け、ありとあらゆるところでスマホの健康カードを提示する厳しい生活、万が一感染でもしたら、完全にばい菌かゴミ扱いされる。発熱さえも絶対出来ない、あるいは町自体がロックダウンされる、まあこんな緊張した生活も既に2年以上だが、一時帰国が見えてきたらなおさら緊張感が高まる。

12月に入った。

あと1ヶ月半で帰国だ!日本は感染者が増加中。中国も各地で増加している模様である。

が、12月8日、突然のゼロコロナ撤廃、それより驚いたのがそれに合わせるかのように、周囲に感染者がどんどん現れたこと。撤廃を待っていたかのような急増。その後10日間で、社内は約半数が陽性、お客さんなどはほぼ感染ともっと速い。

テレワーク生活に入る

周囲は陽性者だらけ、2年以上我慢してきてここで感染はしたくない、自宅勤務に切り替えた。モニターを持ち帰り勤務場所をキッチンカウンターに整える。ここで食事もするので、ほぼ移動しなくて良い。外出は、買い物とランだけ。ランしすぎてカラダが疲れると感染しやすいとの説も有り、控え気味。市中はヒトもクルマも少ない、皆、感染中なのだろう。

日本のニュースでも感染爆発を報道し始めた、まあ実態とは10日間ほどずれているけどね。結局、数週間前までは中国側が隔離対策など国境の関所を高くしていたのに、今は日本が厳しい水際対策と逆転した。当然の措置ですけど、我々駐在者はやっかいになってきた。

ミス発見!帰国できない?

1ヶ月の巣ごもりを経て、帰国3日前、日本入国のためのPCR検査に行く。さて、これで陰性ならほぼ帰国決定、ドキドキで待った帰国2日前午後、陰性で結果が届き、やったー!

ようやく気も落ち着き、帰国準備をネットを調べ始め、あっ!と気がついた。なんと、PCR検査結果が72時間を8分オーバーしている。ネットにはそれは不可としっかり明記されている。指定用紙や検査方式など、さすが日本は厳しく詳細である。

大慌てで代案

すぐ病院へ連絡が既に閉店済み、明日8時の予約をしたが、結果は当日出るかわからないとのこと、当日で無いと間に合わない。会社の事務員さんが代案で蘇州市立病院へ連れて行ってそこでPCR検査、結果は翌日朝に確実だが、問題は指定用紙は不可とのこと。

最初の病院は、結果発行が出発に間に合うか不明、蘇州病院は結果様式が認可されるか不明、さあ、ここでもまだ帰国できるか全くわからない状態になった。

一時帰国2023年 その2へ続く

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