タイ旅行 2025年2月

今年もY氏とタイへ行った。乾期の2月は清々しかった。

 去年に続き今年もタイへ行くことになった(去年のタイ行きブログ)。海外旅行は当面行かないと言っておきながら、第2の故郷とも言うべきタイは、まあ別枠と考えましょう。今回はゴルフはせずランニングをやり、本をいっぱい持っていき、今年の旅の立案など、のんびりするつもりだ。それくらいなら日本でも出来るだろう、と言われても困るが。 
 2月6日(木)~13日(木)の7泊8日、同行のY氏は12泊。

タイ桜咲き始めたみたい。

タイ飯

日本のタイ料理屋に比べれば、現地のタイ飯は下品でパンチが効いている。とても楽しみだ。

ガッパオ
 何を食べるか悩んだらこれでしょう、どこで食べても安定した美味しさである。我が家でもカミさんが作ってくれるが、食材が違うのかこの現地の味は出せない。もちろん日本のタイ飯屋でも味がマイルドすぎ、このパンチは無い。添えられた下品な目玉焼きも良い。

カウパット(焼きめし)とキャベツ炒め
 一人屋台での昼食のメニュー。シンハービールに、焼きめしは最高のセットと思う。
 焼きめしは店や料理人の腕前によって、微妙に味が変わってくるが、パサパサのタイ米のおかげでどこでも美味しい。一応、野菜不足を補うためにキャベツ炒めを追加した。

カウマンカイ
 上記のガッパオ、カウパット、カウマンカイ、今や日本でも有名だが、ボクの3大タイ飯と言える。
 本場のカウマンカイは、ソースが違う。ただ我が家で作れば、臭いが家中に充満しそれが油臭く、美味く感じない。やはりタイの空気感で食うからうまいのだろう。

シンハービヤ
 これを飲まなきゃ、タイに居る感じがしない。ビールは他にも種類があるが、ボクはこれのみ。アジア的なスパイシーな味わいが特徴でしょう。
 今回滞在で、10リットルくらい飲んだだろうか。満足!

バミートムヤン
 トムヤンクンのスープのラーメンである。アユタヤ観光の昼飯で食ったが、甘辛さが絶妙で絶品だった。
 知人から教えてもらった店(店名:パックワーン)で、行ってみるとミシュランを取得している有名店だった。

酒のつまみ基本セット
ソムタム→青パパイヤのサラダ、とんでもなく辛いときがあるので、注意が必要
コームーヤーン(豚の喉の肉)→日本人が良く行く店なら、指で喉をかく仕草だけで注文できる。
春巻き→辛さを中和するために注文した。

バンコクの名店、ラーメン亭
 駐在始め(1996年)には存在した日本食屋さん、見かけは町の中華屋さんだが、日本以上のクオリティーだった。その味が忘れられず今回訪店したが、全く変わっていなかった。九州人のボクはここで初めてサンマー麺(写真)を知り、数十年後の日本で、名前の由来を知った。

イムちゃん
 屋台の雰囲気をたっぷり味わえ、衛生面もまあ我慢でき、本場の庶民的でうまいタイ料理を食べられる店イムちゃん。
 外部で道路に面しており、エアコンは無く大汗をかき、バイクや車がすぐ横で爆音を響かせるので、大声で会話しなければならない。そこがなんともタイらしくて良い。

ひとりイムちゃん
 2013年頃にY氏が初開拓した店、その当時は庶民向けでなんでも超安価だったが、今は”るるぶ”に掲載されるくらい有名店になったので、すべてが高い。
 あの頃はどうせ安いからと、テーブルに乗りきれないくらい多くの料理を注文し、ビール瓶は床に並べていた。

ランニング

 わざわざタイに行ってまでランニングする必要も無いが、あえて理由と言えば、かつて駐在時に走っていたベンジャシリ公園が懐かしいから、一週間後に青梅マラソン出場だから、でしょうか。

ベンジャシリ公園
 バンコクのど真ん中で排気ガスがすごく、とても走る環境では無いが、涼しい早朝はかなりの人が歩くかランしている。
 寒い都内からいきなり気温30℃の世界に来た、カラダが驚いているだろうから、まずはゆっくりと。

早朝から
 ゴルフに行くY氏達を見送り、そのままベンジャシリ公園へ、6:00はまだ暗いが、外灯はあるので困らない。すでにウォーキングしているヒトは多い。
 タイでは日本のように周囲のヒトを気にしなくて良い。好き勝手にして良いというか、何でも受け入れる”寛容”の空気感がある。

ベンジャシリ公園
 いつもの花が咲いている、これを見るとバンコクに来たと実感が沸くね。

セパタクロー
 公園内では、セパタクローやバスケも自由にやっている。これも30年変わらない。

ベンジャシリ公園
 皆がゴハンをあげているせいか、野良猫はのびのびと生活していて、近寄っても全く警戒しない。

ランニング記録
2月7日(金)  7.1Km 48:20
2月8日(土)  8.7Km 58:27
2月9日(日)  8.4Km 53:13
2月12日(水) 6.1Km 38:26
毎日のタイ飯のせいか、毎回ラン中にトイレ(大)に行き、タイムロスがある。

タイ生活

ホープランドホテル
 今回のホテル。ホテル検索サイトA社を使ったが、”タイムセールスで安くなりました”みたいなメッセージが来てそれで予約したら、当然付いているはずの朝食が、現地で無しと言われた。以前も予約が入っていないなどトラブって、どうもA社は好きになれない。

ホテルの部屋
 Y氏と同じアリストンホテルは、予約が遅かったせいで取れなかった。ここは同じソイ24にあるが、少し値段が高い。
 部屋はサービスアパート風で無駄に広いし、キッチンや電子レンジ・洗濯機付きで大変良かった。あちこちに日本語表示がある。

今回持ち込んだ本
 司馬遼太郎は若いころさんざん読んで、15年くらい前に飽きたのだが、退職してからなぜかまた読みたくなった。ドラマチックでワクワクする表現にまた触れたくなったのかも。
 ボクは、電子版の本が基本だが、最近はメルカリで紙の本を買うことも多い。

読書する 
 わざわざタイに行ってまで読書をする必要は無いの声も聞こえるが、そうだろうか?これぞ早期退職者のあるべき姿と思う。
 ただ今回、読書量は意外に少なく、”項羽と劉邦”の3巻を読破しただけだった。

今年の旅の計画
 時間はたっぷりあるので、今後の旅の行き先をじっくり考えようと、重い地図を3冊持参したが、結局一度も開かなかった。
 忙しかったわけでは無く、慌ててあくせく行動せず、何事ものんびり思考するタイの周波数に、合わせてしまったのかも知れない。何事もマイペンライ!

PC持参
 スマホでは文字が小さくツラい、タブレットは読書専用、ボクはPCが普段使い。ダイニングテーブルがあって良かった。
 

手洗いの洗濯
 洗濯機はあったが、大切なランニングウェアだったので手洗いした。(洗濯ネットを忘れたので)
 手洗いした時、乾燥は写真のようにバスタオルに衣類を巻きつけて絞れば、すぐ乾く。旅のプチテクニック。

ネット環境
 海外ローミングは970円/日。探し回って、今回はグローバルwifi社のサービスが320円/日で借りられた。ただし、一日300MBで動画など見ればすぐ上限になる。
 外出時は、地図・検索など必要最小限の使用にした。ただGPS記録をするランニング時、これが重くて収納に困った。

タイ・バンコクの町

スクンビット通り
 今回の移動圏内は、スクンビット通りソイ24のみ、車は渋滞し、歩道は様々な人種が歩いている。相変わらずの風景。

タイの朝食
 あちこちで見られる屋台、美味しい匂いが漂うので一度はトライしたいが、衛生面とかが気になり買ったことは一度も無い。30年前、初めて赴任時に注意されたことがいまだにトラウマなのでしょう。さすがに今は改善されていると思うけど・・。

コンビニ
 セブンはあちこちにある。昔は商品がスカスカで大して便利で無かったが、今や日本並みに何でも揃っている感じ。
 プラ袋が無料でしかも生地が厚く、捨てずに日本へ持ち帰った。
 法律で酒類の販売時間の制限があることを忘れていた、次回のためのメモ残す。

EV車
 タイはEV車普及率が高いと日本の報道だが、予想通りそんなに見かけなかった。
 言うまでも無い、電気も石油から作られる。EVは高性能エンジン技術が無い欧米の悪あがきだったと世間は知るようになり良かった。BYDって、自国製は絶対信用せず日本製を買う国が作った車ですよ!

かつて駐在員のタクシー
 以前、駐在していた時には我々の生活の足だったシーロー。未だ健在だが、台数はかなり減っているようだ。
 生活レベルが上がって、皆自分の車を持つようになったからでしょうね。

バイクタクシー
 我々はあまり使わないが、現地庶民の足、バイクタクシーは健在。ただあの頃よりバイクが大型・高級化している。
 まれに改造しているバイクの爆音がけたたましく響き、ホテルの部屋にいてもやかましく感じた。

食事会

シーフードレストラン
 2月6日(木) 今回も、以前駐在していた現地法人の同僚、Iさんに迎えに来てもらった。到着後、1年ぶりの現地タイ飯とシンハービールは刺激的だった。

日本食
 2月8日(土)、元同僚Bさん、中国で一緒に勤務し、二人で中国内を旅行した仲。25年の年齢差なので、呼び出されたご本人は気乗りしなかったかもね。でも、おかげでタイ現地法人の現状が理解できたな。

沖縄料理 金城
 2月9日(日)、元同僚Dさん(タイ在住)と、その知り合いHさん(名古屋在)、現地インター学校先Yさん(タイ在住)。全員タイ在住が長いので、ディープなタイ事情を出し合って、大いに盛り上がりました。

駐在者と
 2月11日(火)、以前駐在していた現地法人の日本人10名が集まってくれた。もう半数は、”初めまして”である。
 ボクは3世代前だけど、会食では ①年長者は威張らない、②皆が等しく会話し、③仕事の話はしない、この精神は残っていて嬉しかった。

禁酒日
 2月12日(水)、この日タイは祝日だがお酒は飲めない日。飲んべえがタイ旅行をする際、一番注意しなければならない日である!
 事前の計画通りこの日の昼食は、同行のY氏とボクの部屋で、前もって買っていたビールで乾杯した。

有志と
 2月12日(水)現地法人のYさんが、祝日なのでと家族との夕食に同席させてもらった。ついでに、Tさん家族も。
 禁酒日だが、日本人は関係無いからと、こっそり2階とかで飲ませてくれる日本食屋がまれにある。

メキシコ爺
 タイ駐在Yさんの娘9歳、メキシコ生まれ、出産時は一緒に駐在していたので、ボクはメキシコ爺と自称している。健やかに成長している姿はとても感慨深いし、自分の孫娘3歳と重ね合わせて見て、色々と考えさせられる。

ゴルフ

 現役時代は土日すべてがゴルフでそれなりに熱中していたが、退職5年前にキッパリと止めた。なぜ止めたかはいずれこのブログで、『私のゴルフ論』として掲載する予定(下書きはあるのだが)。今回もゴルフはやらないつもりだったが、同行Y氏の『ピクニックですから・・』と素敵な文句に誘われました。

この景色を見れば、ゴルフって良いよねと思うね特徴ある鳥がいっぱいさえずっていた
今回のゴルフ場は、よく行ったラムルッカ。難しいけど、値段もそこそこで美しいコース、だった。
現在は、値段は高くなった。平日で2,200B+キャディチップ400B、タイゴルフの魅力は値段の安さでは?
気の合う方とならまれにゴルフも良いかとは思うが、なにせゴルフは非情で難しすぎる!
ほぼ5年ぶりなのに、身体はしっかり覚えている。当然、悪いクセもキッチリ残っている。

日程とメモ記録

感想全般
①過去と比較ばっかりしてはいけないが、タイの物価は相当高くなった。加えて円安だから、自分知っているモノの価格は、円換算で4~5倍高いイメージとなる。時代の流れとは言え、タイの良さのある部分は失われていると思う。

②一方で変わらない良さもある。締まりの無い緩~~い空気感、何でも許容してくれる寛容の心、慌てずのんびり温厚な態度、東南アジア独特の季節感、また来年もタイに行くのだろうか。

日程
2月6日(木) NH847機内で、MZ氏と会った。16:00(TH)到着、Y氏の到着を荷物受け取りで待つ。I氏迎え、シーフードで食事
2月7日(金) 朝ランニング、その後セブン買物以外部屋、夕食はY氏とイムちゃん
2月8日(土) Y+I氏のゴルフを見送ってランニング、周辺とソイ39を歩きイムちゃんでソロ昼食、夕食はB氏と
2月9日(日) Y+I氏のゴルフを見送ってランニング、ラーメン亭昼食、ソイ69まで歩きD氏ほかと夕食
2月10日(月) ラン休み、9:30Y氏とアユタヤ観光、昼食はパックワーン、夕食はY氏とイムちゃん
2月11日(火) 6:30発でY氏と、ラムルッカでゴルフ、55+57、夕食は元駐在会社日本人10名と会食
2月12日(水) 祝日禁酒日 朝ランニング、昼食はY氏と部屋、夕方ソイ69まで歩Y+T氏と夕食
2月13日(木) Y氏の見送り、I氏の空港送迎、NH848 

〈タイ旅行 2025年2月 終わり

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