長州へバイク旅2025 【4/5 瀬戸内側へ】

ついに関門海峡に到達、さて旅はここで折り返す

15日目 下関へ

 夜は寒く、朝起きたらテントに夜露がびっしょり。
 キャンプ場には他にソロライダーが2名、それぞれ親しくお話しさせてもらった
 今日は下関方面へ、まずは東行庵へ、それから下関の町へ、日清講和記念館に行きたかったが駐車場が見つからず関門トンネル駐車場へ、写真を撮った後、有名な唐戸付近はバイクで通過し目に焼き付けるのみ、響灘を見ながらキャンプ場へ戻った。
 本日の走行 167km

東行とは高杉晋作の号で、ここは奇兵隊の陣屋があった吉田の清水山、曹洞宗の功山寺
これは最近で、安倍晋三氏が寄贈した像書いてあった、同じ山口県だからね。
高杉晋作の墓 有名な辞世の句『おもしろき こともなき世を おもしろく・・』、ボクも人生をおもしろく・・
こちらも高杉晋作の像、備前焼の陶像らしい、下関市立東行記念館も敷地内にあって見学した。
対岸は九州でふるさとはすぐそこ。ダラダラ+フラフラと旅をしているつもりが、ここまで来たのか~
関門大橋真下のみもすそ川公園、攘夷の先駆けとなったけど、すぐ負けたあの砲台がココに有るのね
源平最後の合戦、壇ノ浦もここか、関門海峡はとっても狭いのに様々な歴史があるね。
暑くなって虫が多くなったが、夕方涼しい風が吹いてきたら居なくなった、快適なキャンプ、今夜は他に誰も居ない

16日目 秋吉台→大竹市

6月6日(金)
 濡れたテントを乾かすため太陽を待っていたら、キャンプ撤収に時間がかかって、9:30出発になった。
 大村益次郎を見学のため、鋳銭司郷土館に寄った、これで長州の誇る偉人の記念館は制覇した。
 ニューヨーク・タイムズ紙の「世界で行くべき52カ所」で、山口市が3番目に選ばれているので、なぜ?を解明しに行きたかったが今回は時間切れでパスした。山口市と下関市見学は来年以降の宿題とする。
 今夜は、広島大竹市の弥栄オートキャンプ場に泊まる。
 本日の走行 165km

鋳銭司郷土館、大村益次郎と古銭の2本立て展示、リニューアルされて大変見やすい展示でした。
残念ながら館内は写真禁止、まず15分の濃い内容のビデオを見せてくれた。拝観者はボクだけ。
長沢池のそばにある、古銭の展示も大変興味深かった、生野銀山、石見銀山と銭に引かれる旅だな
大村益次郎は司馬遼太郎著の『花神』で有名、ボクの愛読書である。
大村益次郎は技術者で実務家であり尊敬する人物、何度も言うが、口より行動と結果 がボクの信念
弥栄オートキャンプ場、2,500円/もしたがゴミは不可正面川で釣りをしたが反応無し。
今夜のキャンパーは3組、明日は土曜だから騒々しいだろう、梅雨になったのでテント泊は明日まで。

17日目 周防大島

6月7日(土)
 朝、キャンプ場をランニングしていたオジサンと話をした。名前はFRさん、事情説明は長くなるから結論から言えば、本日行き先を悩んでたボクはFRさんのお薦めで周防大島の陸奥記念館に行く、FRさんはその周防大島出身で、今日はたまたま実家で法事があるからバイクで一緒に行こうとなった。運命の出会いですね。
 8:50キャンプ場を二人で出発、道の駅サザンセトとうわの手前でFRさんと別れ、ボクは陸奥記念館のあと、キャンプ場へ戻った。本日の走行 160km
 夕方キャンプ場のすぐ裏のFRさん宅を訪問し、コーヒーを頂いた

周防大島周辺は美しい景観がずっと続く、瀬戸内のハワイがキャッチコピー。
戦争の真っ只中、戦艦『陸奥』がこの辺りで謎の爆沈をする。吉村昭著『陸奥爆沈』に詳しい、愛読書だ。
大和が出現するまでの長い間、戦艦陸奥は世界最強戦艦だった、100年前に完成、この技術は信じられない。
この第3砲塔の下部で大爆発、沈没する、原因は人による作為と言われるが、その記述はこの館のどこにも無い。
土曜で来館者は多く、大半はさらりと見るだけ。ボクのような真剣見学男が数人居て、皆同じ目をして笑える。
は、資料の展示と保存で、恒久的に平和を願う記念館、だが男として、技術者として、本件の興味は尽きない。
あの海で戦艦陸奥は爆沈した、奇しくも明日6月8日が爆沈日、そう言えば今朝、FRさんとも運命的な出会いだった。
道の駅で他の人の真似をして、弁当を買って昼メシとしたが、なんとゴミ箱が無くキャンプ場に持って帰羽目に
美しい海が広がる、砂浜や岩、島の景観がなんとも言えない、瀬戸内海は素晴らしいフィールド。
FRさん宅で、ボクと同じ早期退職組、趣味を持って熱中している方は目が輝いている。

18日目 岩国見学

6月8日(日)
 
 朝テントのそばでFRさんと話し、出発前にご自宅を訪問し美味しいコーヒーを頂いた。それと、ゴミを引き取って頂きました。
 ー本当にすみません、助かります。ー
 
 いよいよ梅雨入りした。今夜から全てホテル泊で東京に帰る。
 岩国市内に行き、錦帯橋岩国城を見学した。今夜はこの岩国市内泊まりだが、チェックインまでまだ3時間もあるのに雨が降っている。昨日寄った潮風公園みなとオアシスで雨宿りと時間つぶしをした。日曜で、次々来るバイカーさんと話していたらあっと言う間に時間が過ぎた。
 本日の走行 240km

本当に不思議な出会いでした、お互い健康でセカンドライフを楽しみましょう。愛犬はリョーちゃん。
FRさんが趣味で製作される風見鶏?を頂いた。これを震動の激しいバイクで持って帰る。
どうせ岩国藩は小藩、ちょっとバカにしていたが、この錦帯橋の規模と美しさは圧巻だった。
この構造美も実に美しい、本当に先代の技術者の知恵は素晴らしいね
梅雨入りしたせいか、今日は蒸し暑い、これから岩国城に登るが、大汗をかくことだろう。
復元の天守でしかも元の位置とは違う所に建てられている、山の下から見栄えが良い位置だそうです。
ここが本当の天守があった石垣、小規模だな。錦帯橋の規模と比較すればアンバランスのように感じるが
天守の中は博物館だが興味なく、汗臭い身体を乾かそう最上階に行ったが、窓式で風が入ってこなかった。
初めて利用するコンテナ式のホテル R9 The Yard、軽食付きで6,000円/泊、部屋もきれいで問題なし。
昨日までのキャンプ4泊分の洗濯をする、雨なので乾燥機を奮発したら1,100円、でもスッキリした。

19日目 岩国~真庭

6月9日(月)
 今日からはほとんどが移動、幸い雨は降っていない。
 山沿いのルートをナビに設定したつもりが、瀬戸内海沿いを東に案内され、結局広島の町のど真ん中、信号地獄にハマってしまった。荷物満載のバイクは、信号停止が多いとツラいのよね。これまで2週間の田舎の快走路が懐かしい。
 15:30今夜の宿真庭シティホテルサンライズに到着した。
 本日の走行 232km

田舎道に入り、気分良くバイクを走らる。田舎道の欠点は食事の心配、と思っていたら道の駅が現れた。
寒いので麺類が欲しかったが、道の駅なのに肉専門の高級レストランしかなく、ハンバーグ定食で2,000円

【4/5 瀬戸内側へ】終わり>

【1/5 雨中を西へ】ブログは →こちら
【2/5 銀山を巡る】ブログは →こちら
【3/5 長州を満喫】ブログは →こちら
【5/5 梅雨の帰路】ブログは →こちら

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